
・いちいちストレスになるから、何かいい対策ないかな
この記事では、ネチネチした上司の小言によるストレスを軽減し、快適なリモートワーク環境を確保するために効果的な方法を紹介します。
ネチネチ上司によるストレスを減らすには?
まず、ネチネチした上司の小言から受けるストレスの総量は、以下の式で算出されます。
つまり、ストレスを減らすためには、以下の2点での対策が肝心となります。
- 小言そのものの回数と時間を減らす
- ネチネチ小言1回から受けるダメージを減らす
以下、順に解説していきます。
上司からの小言そのものの回数と時間を減らす
小言そのものの回数と時間を減らすためには、以下の行動が効果的だと考えられます。
1、回数を減らす
- メールソフトは常時起動させない
- 先回りして連絡する
2、時間を減らす
- 指摘されても反抗しない
- 会議の直後に別のスケジュールを確保する
順に説明します。
1、小言の回数を減らす
1-1、メールソフトは常時起動させない
メールソフトを開きっぱなしで仕事をする方って結構多いと思います。また、1日の仕事の最初がメールチェックの方とか。
基本的にそれは余りおススメしません。
メールというのは、別に緊急対応が必要でない事柄がやり取りされているものであり、いつそのメールを閲覧するかは基本的に受信者の裁量です。
もちろん共通の伝達ツールなので、毎日業務に取り組んでいるのに3日間放置、とかはあり得ませんが、少なくとも1日のどのタイミングで確認してもいいもの。
メールでのやり取りを常にオープンにしていると、上司からのイヤな連絡が入っていた時にそれを見ながら、あるいはそれに関するやり取りを行いながら仕事をしなければいけません。
情報の入り口は可能な限り減らして業務に取り組みましょう。
敢えてチャットや電話をかけてまでネチネチ小言を言いたい上司はさすがに多くはないはず。
1-2、先回りして連絡する
「あ、これ後でネチネチ言われそうだな」と思い当たる事柄に出くわしたら、先に自分で言ってしまうのは効果的です。
「すみません、○○についてミスしてしまいました。以前よりご指摘いただいていた事前のダブルチェックも行ったのですが、かくかくしかじか、こういう理由で伝達ミスがあったものと思われます。その他もうんたらかんたら、以後はこういうところにも気を配って対応したいと思います。すみません、失礼します。」
と、言われそうなことを自分でダメ出しして一方的に送ってしまう。
そしてメールソフトは閉じる。
上司からすると「そうだな、気をつけてな」としか言えないぐらい完璧なダメ出しを自分でしましょう。もちろん、不必要に自分を貶める必要はないのですが、本当にミスをした場合に自分を省みることにもつながるので悪くないと思います。
2、小言の時間を減らす
2-1、指摘されても反抗しない
指摘を受けたときに「でもそれは、、、」と反抗してしまうと、そこからさらに長くなります。基本的には「はいはいすいません」の態度で臨むのがいいと思います。
言いたいことがある場合には、反論を主とした文にするのではなく、「○○という点を考慮して今回の対応を取っていて、先方からは別に問題のない旨回答いただいていますが、まぁでも次から気をつけます」のように、事実は伝えてその場の会話を早く切り上げる工夫をしましょう。
この言い方だと、自分の言い分が違うかも?と上司に悟らせつつ、振り上げた拳の下ろしどころも用意されているので上司としてはこれ以上言うことが無くなります。
2-2、会議の直後に別のスケジュールを確保する
ネチネチとした指摘をされるのはチームミーティングが多い、などの傾向が明らかな場合、その予定の後にはちゃんとスケジュールを詰めておきましょう。
「次の会議があるので」といって話を進めざるを得ない状況を作り出すことが重要です。
2-2-2、数時間後に少しだけ空スロットを作る
これは応用編ですが、私は、長くなりそうな会議がある場合に、その数時間後の夕方とかに30分ぐらい空けておくことがあります。
会議でネチネチ小言が続く⇒時間があるので途中で話が途切れる⇒この後空いてる時間あるか?じゃあ3時間後な⇒(3時間の間に反芻、あるいは忘れる)⇒3時間後「あれ、何だっけ?細かいことは忘れたけど、気をつけるんだぞ」
というように、小言なんて時間をおいて考えると大抵つまらないことなので、数時間後に機会を設けてガス抜きをさせてあげるイメージです。
ネチネチ小言1回から受けるダメージを減らす
小言によるダメージを減らすには、自分の捉え方を変えるのが手っ取り早いです。
ポイントはメタ認知です。
3-1、他人事として聞く
もし、ネチネチした小言を言われている人が同じグループ内にいたら、どう感じるでしょうか?
- 「うわ、そんな無理なこと指摘されて大変やな、、、」
- 「この人(上司)、何的外れなこと言ってるんやろ」
- 「確かに言ってることは合ってるんだけど、そんな言い方なくないですか?もっと要点だけ伝えてあげればいいのに」
- 「話長いなこのハゲ」
などなど、様々な感情が沸き起こるかもしれませんが、少なくとも自分の心がダメージを受けることはありませんよね。
これを、自分が小言を言われている時にもするのです。
小言を言われている自分、を隣で見ている自分の目線で事態を捉えることで、他人事感がでるので自分が受けるダメージを減らすことが出来ます。
3-1-2、メタ認知で事実と感情を切り分ける
さらに、小言に含まれる妥当な指摘をありがたく頂戴することもできます。
「はいはいわかりました」と話を早く終わらせようとすることで時間が短くもなるかもしれませんが、内容が入ってこないとせっかくの指摘も受け止めることが出来ません。
事実は事実として、至らなかった点は真摯に受け止めると自分の成長にも繋がります。上司からの小言はイヤだけど、いいことも言ってる、と感じる人には特に効果的な方法だと思います。
まとめ

上司からのネチネチした小言、本当に嫌ですよね。
まず大事なのは、自分の心の安全を確保すること。例えいいことを言っていたとしても、小言交じりにしか伝えられないような人から自分を変える材料を受け取る必要なんてありません。
まずは防御を固めて、余裕が出てきたら利用することを考えてみればいいのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。