自分の理想のリーダー像を他人に押し付けない方がいいよね

  • 2021-02-12
  • 2021-02-12
  • 仕事

こんにちは、こてつです。

昨年の評価面談で、上司から「もっとリーダーとしてぐいぐいチームを引っ張る姿勢がほしい」ということを指摘されました。

もはや気にならなくなりましたが、この上司に対しては「一つのやり方、自分の理想を押し付けるってどうなの?」とモヤモヤしてしまいます。

理想のリーダー像

理想のリーダー像

私は現在、とある社内プロジェクトでリーダーをさせていただいています。

この「リーダーとしてかくあるべき」という話はこれまでにも度々指摘されていて、私も随分悩みました。

ですが、自分なりに試行錯誤した結果、ある時、「自分がそういうリーダーになるのは難しいかも」と考えるようになりました。

今回の面談でも「リーダーとしてうんぬんかんぬん」と指摘されておりますが、私は上司が理想とするリーダーを目標としないことを随分前に決めています(それを上司に伝えてはいません)。

そして、違うタイプのリーダーを目指そうと、日々取り組んでいます。
なので上司には申し訳ないですが、私なりに手ごたえを感じて仕事をしています。

仕事の進め方は人それぞれ

私の上司は、確かにリーダーシップのある方というか、自らがたくさん仕事をして「背中で引っ張る」ようなタイプのリーダーだと思っています。

確かに信頼できる場面もあります。
ただ一方で現場の不満は押さえつけて強引に物事を進めていく傾向があるので、陰で随分と悪口を言われていたりします。

一方で私は、自分でできないことを助けてください!と広く声掛けをして何とかしてほしいタイプ。
背中で導くなんてとてもできず、肩を組むのが精一杯。

上司にはそんな私のスタンスが「もたもたしている」とか「頼りない」というように映ったのかもしれません。

でも、だからといって「自分のやり方を人に押し付ける」のはどうかなと思ったわけです。

リーダーシップには種類がある

調べてみたところ、リーダーシップには複数の型があると言われています。

リーダーのメモ帳というウェブマガジンでは、リーダーシップには6つの型があるとして以下のようにまとめられていました。

ビジョン型 目標やビジョンを明確にしてメンバーを導く。カリスマ性。
コーチ型 リーダーがメンバーと1対1の関係を築き、個別対応する。
関係重視型 メンバー間の関係性を重視し、人間関係を良好にすることを重視する。
民主型 メンバーの意見を取り入れ全体に反映させる。大規模向き。
ペースセッター型 リーダーが具体的に手本を見せる。個人能力高い。
強制型 リーダーの権限を行使して部下を従わせる。

<出典:リーダーのタイプには4種類ある?PM理論とリーダーシップとの違い、特徴をわかりやすく解説

ここでいうと上司は「ペースセッター型、たまに強制型」で、私は「関係重視型、たまにコーチ型」といった感じでしょうか。

理想はチームの状況によって型を使い分けることだと思うので、我々のように「私はこの型」と定まっている時点でプロのリーダー(このようないい方が適切なのかはわかりませんが)としては不十分なのかな、と思っています。

とはいえ、「リーダーシップには複数の型があって、どれが正解とかはない」ということを知らずに、あるいは知らせずに、自分の型を押し付けることには違和感を覚えます。

誰もが自分の成功体験を共有したい

この面談で感じたことは、油断すると逆に自分がやりかねないことなので気を付けたいなと思いました。

上司は仕事ができます。自分のやり方で成果を上げて幹部社員になっているので、自分のやり方が適切だと思っているでしょう。
あるいは自分のやり方でしか成果を出す方法がわからないからそのようないい方になってしまうのかもしれません。

自分にも下についている後輩がいますが、同じことをしないようにしないといけません。

自分のやり方を絶対的な方法ではなく、『自分の場合はこうだった』という条件付きで伝えること。

相手の状況を把握する努力をすること。

そして相手の状況にあった打ち手を一緒に考えること。

「私に弟子入りしたい」という人がいれば別ですが、多くの場合上司や先輩を選んでいるわけではありません。

仕事においては、相手のスタンスを考えることが必要なのではないかと思いました。

まとめ

他人の仕事論、リーダーシップ論などは、自分がいいと思ったものだけ取り入れればいい。

弟子入りしたわけでもない上司に守破離を適用する必要はないし、「よかったら参考にさせてほしい」と相談してくる人に対しては自分のやり方を押し付けない。

上司の要求に応えられない、と悩む人は、もしかしたらそもそもあなたに合わないことをリクエストしているのかもしれませんよ。

参考になれば幸いです。