内資系メーカーでサラリーマンをしています、こてつと申します。
誰しもが仕事に関する「相談」をすることがあると思います。
私も相談することもあれば、されることもあります。上司なのか、同僚なのか、先輩なのか。目的に応じて相手を変えることが多いのではないでしょうか?
「ここどうやって進めたらいいかな?」
「次こうしたらいい気がするんだけど、誰かに話して感触を確かめたいな」
などなど、その目的は色々あると思います。
しかし、相談した結果、自分が期待する方向と違うように話が流れていってしまい、微妙な雰囲気になったことはありませんか?
- 自分のアイデアに対する意見を聞きたいのに、「こういうことやってみたら?」となぜか新しいアイデアを提案された。
- 何をどう考えてもあり得ない、ずれた提案をされた。
私の経験では、これはあなたの相談方法、話し方がまずいというより(もちろんその要素もありますが)、相談する相手が悪いことが最大の原因だと考えられます。
この記事では、上にあるように「仕事の相談をしてみたものの、何も得られなかった」「相談した結果話がヘンな方向に進んだ」ということにならないために、「相談を避けるべき人」の特徴についてまとめます。
あなたの周りには、こんな人いませんか?
前提:相談の目的を明確にしよう
仕事の相談、と一口に言っても、その目的は相談者の状況により異なります。
しかし多くの場合、「自分がどれぐらい答えに近いものを持っていると考えているか?」によって相談の目的、相談者に期待することが変わると思っています。つまり以下のようなことです。
- 自分の中で答えが出ている⇒相談相手には後押し、あるいは微修正を期待する。
- 自分の中で答えが出ていない⇒相談相手に答えかそれに近いものを期待する。
相談者は、まずこれを認識した上で相談相手を選びましょう。そして、できれば自分の状況がわかる相談の仕方をしたいもの。
相談時には自分の状況や相談の目的をきちんと伝えることが大事です。
そして以下の「相談」は前者を想定したものとなっていますのでご承知おきください。
仕事の相談を避けるべき相手の特徴3選
私の経験上、以下のような特徴を持つ方に相談すると面倒くさかったり、後味が悪くなります。
- How思考の自称アイデアマン
- いきなり話広げるマン
- 自分の考え押し付けマン
順に説明します。
1、How思考の自称アイデアマン
How思考とは、何か問題があるときにその原因などを深く考えず、パッと思いつく表面的な対策にしがみつく人のことを言います。
例えば、「疲れたなぁ」と思ったとき、それが目の疲れなのか、足の疲れなのか、精神的に疲れたのか、などいろいろな「疲れた」があります。
どこが疲れたのか、またその疲れた原因は何なのか?が分かって初めて「マッサージに行く」「ゆっくりと睡眠をとる」「趣味の時間を作ってリフレッシュする」などの対策が考えられるわけです。
How思考の方はこの過程をすっ飛ばします。
「疲れたなぁ」⇒「この前見つけたサプリ、試してみたら?」みたいな感じ。
もちろんそれが有効であることもありますが、外していることも多い。
しかもアイデアマンと言われるような人の場合、そういった類の手札が多いので余計に困る。やたらレスポンスや「○○してみたら?」の第一声が早いけど、「え?それはさすがに。。。」と反応に困ることが多い。
あまり核心に近づくヒントが得られないという意味で、相談の順序は低めです。
2、いきなり話広げるマン
これは、「私は意図してアナタに聞いてるの!」というパターンです。
とある調べものについて、知っていそうな人に聞いてみる、というのはよくあることです。
その知っていそうな人がAさんBさんCさんの3人いたとして、その3人に一斉メールで尋ねることも勿論ありますが、一人一人に聞いていくこともあります。
それぞれとの親密度だったり、一人だけ組織が違うとか偉い人だったり、とかが影響してくるわけですが、もちろん誰にどんな順番で聞こうが自由なわけです。
そんな中ちょっと気まずいのが、AさんBさんに聞いてもわからなかった、あるいはそんなにおおっぴらに話を進めたくなくてCさんだけにメールして聞いてるのに、「AさんやBさんも詳しいから話聞いてみて」といって返信メールにいきなりccしだすCさんのような人。
「AさんやBさんも詳しいから話聞いてみたら」と言ってくるだけの人のはもちろん何の問題もありません。その後の行動をこちらに預けてくれているので。
ただ、いきなり話大きくする人。こちらが意図してアナタだけにメールしてる理由想像したことあるんか?といいたい。
中には相談事を含むちょっとした個別のやり取りなのに、丁寧に返信メールに私とその人の両方の上司をccしてくれた人もいます。なんかすごく壁感じました。
悪いことをしているわけではないので広げられても実務的に困ることは無いのですが、相談者としては使い方注意のラベルを張らせてもらっています。
3、自分の考え押し付けマン
「私のアイデアに対するコメントやフィードバック」が欲しくて相談しているのに、もっと根本的にその課題に向き合ってくれちゃって、今さら「それよりこっちがよくない?」と言い出す人も困りものです。
問題の根を考えようとしてくれている姿勢は大変ありがたいのですが、「そもそも2週間前にそこ議論した時の会議にオマエもおったからな」と思うことも少なくない。
そして今さらながら「それよりこっちがよくない?」と言えるぐらいに自分なりの考えでその課題に向き合ってしまった以上、その人は自分の案の方がいいという考えにとらわれてしまいます。
その点は以前議論しましたが、、、と言っても多分無駄。「それはそうだけどさ」といって自分の世界に入っていかれます。
残念ながら、もう私の案に対するフィードバックは期待できません。押しつけを適当に流して引き上げましょう。
もちろん、そういった根本的な改善点を期待する場合にはとてもありがたい存在となります。ですが、例えその「自分なりに根を捉えようとする性質」を見抜いて上手く使えたとしても、こちらの事情や相談内容を把握しようとしていない、話を聞かない姿勢には将来別の点できっとストレスを感じることでしょう。
よっぽどの解決策をひねり出せる人でない限り、話がややこしくなりそうなので相談は避けたいところです。
まとめ
仕事の相談については、相手に何を求めるかをある程度自分の中で持った状態でタイミングや相手を選ぶべきだと思っています。
今回は、「自分の意図どおりに話を進められない」ストレスを考えて、以下のような人たちを相談時の要注意人物とさせていただきました。
- How思考の自称アイデアマン
- いきなり話広げるマン
- 自分の考え押し付けマン
みなさんの周りにもいませんか?また、あなた自身がそうなってはいないでしょうか?
私も相談されたときには改めて自分の言動に気をつけたいと思います。
参考になれば幸いです。