でもいきなりフリーランスも無理だし、やっぱりまずは小さく副業から始めてみようかな。
記事をご覧いただきありがとうございます。
内資系のメーカーでサラリーマンを10数年やっています、こてつと申します。
この記事は、給料や福利厚生などの待遇面に不満はないけど「サラリーマンがつまらない」と思っている20代後半や30代中ごろ(=私と同世代)の方を想定して書きました。
待遇に不満はないけど、「毎日が単調」「やりがいを感じられない」「もっと他にむいていることがあるのでは?」などと色々な悩みを抱えている方もいると思います。
- サラリーマン生活がつまらないから、独立を目指してプログラミングや動画編集の勉強でも始めますか?
- サラリーマン生活がつまらないから、家賃収入で左うちわを目指して不動産投資やFXを始めますか?
- サラリーマン生活がつまらないから、ブログやYoutubeなどでの発信を通じて副業に力を入れますか?
いずれも素晴らしい決断だと思います。どの方法でも実際に成功した人がいて、実現可能性は努力次第で上げられるかもしれません。
そして何を隠そう私も同じような思いを抱き、これまでに実際にプログラミングの勉強もしましたし、ブログも書いています。不動産投資もしていますし、FXにも手を出しました。
これらの活動に取り組みながら色々と考えた結果、私はこれらの活動は趣味レベルでほどほどにして、サラリーマンとしての今の業務に対してもう一度エネルギーを割いてみようかなと思うに至りました。
この記事では、私自身の経験を交えつつ、サラリーマンとしての仕事がつまらないと感じたときに確認するべきことをまとめておきたいと思います。
サラリーマンを続けることを推奨する意図はありませんし、年収やサービス残業など、労働環境が劣悪な場合にそこに残ることをおススメはしません。また、「サラリーマンがオワコン」だとは全く思いません。
このような考え方もあるということで参考になれば幸いです。
サラリーマンはつまらない、と思ったときに考えること
「サラリーマンの仕事はつまらない」という声をよく聞きます。しかしそれはどうしてなのでしょうか?そしてなぜそんなに一括りにした言い方が出来るのでしょうか?もちろんその理由は個人個人で異なるはずなのに。
「サラリーマンはつまらない」という字面が一緒なだけで「自分と同じ思いを抱いている人が多い」とは思わない方がいいと思います。
「自分のサラリーマンとしての仕事がつまらない」と感じたときには、以下の3点について掘り下げて考えてみることをおススメします。
- つまらないのはどの業務か?今の環境の問題点はどこか?
- (①について)それはなぜか?本当にそうなのか?と問いを重ねる
- 「自分が変われば変わりそうなところ」はあるか?
これを考えて実行していくことで、結果としてサラリーマンの仕事が面白くなる可能性があります。実際に私は、これで今比較的充実した気持ちで仕事に向かえています。
順に説明します。
①つまらないのはどの業務か?今の環境の問題点はどこか?
「仕事がつまらない」ことを問題とした時に、具体的にどの部分がつまらないのかを明らかにしておくことはとても重要です。なぜならその原因となる箇所が異なるとその後の対策も全く異なるからです。
上司からのノルマがキツイことがいやなのか、やりがいのある仕事を任せてもらえないことに不満を感じているのか。など、書き出すなどしてつまらないと感じる点を具体的に書き出しましょう。
また、一度全てを環境のせい、周りのせいとして捉えてもかまいませんので、環境面での問題があれば同様にリストアップしましょう。
「部下が使えない」「上司が理不尽」「人手が足りない割にタスクが多く、進捗が芳しくない」など挙げようと思えばたくさん出てくるかもしれませんね。
②(①について)それはなぜか?本当にそうなのか?と問いを重ねる
次は、①で表出した問題点について深掘りします。「それはなぜ?それは本当?」と自分に質問をぶつけていきます。
そうすることで、自分の気持ちを客観的に見つめなおすことや、これまで考えてこなかった原因についてより深く知るきっかけが出来たりします。
例えば「部下が使えない」という点について考えてみます。
⇒指示通りに結果をまとめてこないから。それに連絡が遅いから本当。
⇒指示が曖昧だったかもしれない。連絡が遅いのは本当。
部下だけの問題ではなくなってきた感じがしますね。
「人手が足りない割にタスクが多く、進まない」点についてはどうでしょうか。
⇒担当者が他の業務との兼任であるため忙しく、タスクがこなせないから本当
⇒担当者の捻出可能な時間を把握しているか。タスクは適切な範囲にとどまっているか。
⇒業務の分担や担当者間の連携不足がある。タスクも無駄がありそう。
少なくともこの場合は「人が足りないからこれ以上は無理!」と声をあげる前にやるべきことがありそうです。
このように、できれば2回ぐらいは「なぜ」をぶつけてみてもらえればと思います。
③「自分が変われば変わりそうなところ」はあるか?
②までで具体化させた問題に対して、その対応策を考えます。ポイントは自責思考であること。
多くの場合、周りや他人を変えるより、自分が変わる方が早いし確実です。もちろん将来的に、より大きな変革を行う時には組織や風土を変えるようなことが必要となります。しかしまずは身近なところから、自分の裁量で変えられる範囲について改善をしていきましょう。
自分が変えられる所を変えて、影響の有無を確認する。
それを繰り返すことで少しずつ、「自分が主体的に環境を動かしている」という感触に繋がり、次第にそれが充実感に変わっていくことがあります。さらに単なる仕組みの変更から、結果が出たりチームとしてのパフォーマンスが向上してくると「仕事が面白い」という感覚を得るまでになります。
私の場合、「上司のあたりが強い」ことや「チーム内の連携が機能していないこと」が問題だと考えていました。
しかしその後の深掘りと試行錯誤の結果、上司は私の主体性のなさや指示待ちな態度にいら立っていたこと、またチーム内の機能不全状態はリーダーである私からの発信不足、端的にいうと目標の共有が不十分であったことが原因であると分かりました。
以降私は、上司に相談はすれどお伺いを立てないプロジェクト運営を意識しています。また、メンバーとのコミュニケーションの機会も増やしました。いずれも上司からの注意や指導が入ったことはありませんし、現時点では上手くいっていると認識しています。
そしてそれまでの過程でも、結果が出始めたり、「次はどういうことを試そうかな?」と考えている時間が楽しくなってきました。
もうここまでくれば、「サラリーマンとしての今の仕事がつまらない」という考えは大分和らいで、あるいはなくなっているかもしれません。
まとめ
サラリーマンとしての仕事がつまらないと感じたときには、私はまず以下の3点について考えてみることをおススメしました。
- つまらないのはどの業務か?今の環境の問題点はどこか?
- (①について)それはなぜか?本当にそうなのか?と問いを重ねる
- 「自分が変われば変わりそうなところ」はあるか?
私はこの経験により、仕事が楽しいと再び思えるようになりました。気持ちの面では完全復活です。また本業に没頭しようと思えるようになりました。
自分が主体的に取り組めることは、仕事でもなんでも楽しくなります。今自分に与えられた裁量をフル活用することで、私のように少しずつ仕事が楽しくなってくるかもしれません。
一度騙されたと思って、このようなアプローチで目の前の仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。