僕は半年ほど前からつい最近まで、『仕事に集中できない』感覚に悩まされていました。
仕事中での様子について、自覚があるだけでも以下のような状態です。
- 仕事がはかどらない
- パフォーマンスが悪い
- 頭が働かない
- 何より「集中できない」
- 「辞めたい」と思うようになる
- 上司に怒られる頻度が激増
仕事でのマイナスは私生活にも以下のようなが悪影響をおよぼしていました。
- イライラが増す
- 読書量が激減した
- 酒量が増えた
ですが、ふとしたことをきっかけに上記の太字部分は一気に改善しました。
一時期は「うつ」なのではないかと思っていろいろ調べてみたり、転職について気の置けない先輩に相談してみたりもしましたが、思わぬところに原因があったようで、今はだいぶ落ち着いてきています。
「仕事に集中できない」ことで悩まれている方というのは多いのではないかと思います。原因は人それぞれで、中には本当にうつ病のようなより重篤な状態で、すぐにでも医者にかかるべき状態の方というのもいるかもしれません。
ですが私のようなケースも他の方に当てはまるかもしれないと思い、記録することにしました。
上記の症状について思い当たる方は、一度試してみるといいかもしれません。
仕事に集中できない原因は?
私の場合は恐らく「スマホ疲れ、スマホ中毒」
少しもったいぶりましたが、私の場合仕事に集中できなかった原因は意外に?スマホだったのではないかと疑っています。
現代人の生活とは切っても切り離せないスマホ。情報を得るのには便利なツールですし、Youtubeや多くのゲームが無料で遊べてエンタメの道具としてももってこいです。
ですが使い方を間違えると、あらゆる面で生活に悪影響を及ぼすことも科学的根拠をもって示されています。
僕の場合は「使い方を間違えた」というより「自分に合わない使い方をしていた」ことが原因で仕事に集中できなくなっていた、いうのが感覚的に正しい気がしています。
スマホを道具として使うのではなく、スマホに依存していた。それによって私生活、または仕事におけるパフォーマンスに影響がでていたのではないかと今となっては思っています。
私のスマホの使い方
私が実際どのようなことにスマホを使っていたか、ここで振り返ります(順不同)。
- Amebloの記事閲覧(Ameblo)
- 不動産物件の情報確認(Gmail, Chrome)
- 業者とのやり取り(Gmail, messenger)
- 家族、友人とのメッセージやり取り(LINE)
- ネットショッピング(Amazon, 楽天)
改めて見ても、特に絶対的な使用量が多いということはないように思います。ずっとゲームをしているというわけでもないですし。ただ使い方の特徴として「発信が少なく、受信が多い」ように思えたので、勿体ないなぁと思ったりはしています。
ですがこれに加えて、以下の項目が1年~半年以内ぐらいに加わったと記憶しています
- ゲーム
- 動画視聴(Youtube)
- Twitter閲覧(Twitter)
- ブログ記事編集、AnalyticsとかAdsenseとか(Chrome)
- 記事閲覧(Facebook)
最初の項目に加えて、ということもありますが、しかもよりによってTwitterやFacebookなどのSNS、Youtube、ゲームという中毒性高そうなラインナップが加わったので使用量は激増したというのが伺い知れますね。
知らず知らずのうちに「スマホ疲れ、スマホ依存」に
確かに、「スキマ時間にスマホ」や「通勤時間にスマホ」をいじっていることが多くなっていたかもしれません(そこまで自覚はありませんでした)。
今思えば、特に明確な目的がないままスマホをいじるのは良くなかったかもしれません。それなりにTwitterとか見てると楽しかったりもしますし。
TwitterのTLを見てて、気づいたら通勤が終わってた、みたいなことも多く、読書量の減少は明らかにこれが原因だったと思います。本を持ち歩いてはいるものの手に取らない、それよりスマホについ手が伸びてしまう、という状態でした。
そして仕事中、昼休みなどちょっと空き時間があるとすぐにスマホを触っていました。これはここ最近に限ったことではなかったかもしれませんが、物件調査をしたり、ブログを見たり、メールチェックをしたり。
こういうスキマ時間の使い方は仕事に集中できなくなる最大の原因となっていたと思います。
先日、MCEI東京支部が2014年に実施した「モバイル機器利用実態アンケート調査」にある「スマホ依存」に関する以下の項目に沿って自分の状態を振り返ると、8割ほどの項目が当てはまり、私は「重症」から「依存症」レベルであることが明らかになりました。

MCEIによる「スマホ依存度」判定基準(上の項目に何個あてはまるか)
- レベル1. 0個—問題なし
- レベル2. 1~5個—依存症予備軍
- レベル3. 6~10個—軽傷
- レベル4. 11~15個—重症
- レベル5. 16個以上—依存症
今思うと、結構ヤバい状態だったのかも知れません。
スマホ依存を脱したキッカケ
仕事に集中できない原因だとわかっていたとしても、スマホ依存は中々自分の意志で改善することは難しいと思います。
常に手元にあるし、ちょっとしたことでつい触ってしまう。
家に置いてくるぐらいの覚悟がないといけないのかも知れませんが、中には本当に必要な連絡もあったりするので完全に手を離すのは難しい。
ですが、私の場合はある意味強制的に「デジタルデトックス」を行うことになりました。
それは、「酔ってスマホをなくした」ことです。
強制デジタルデトックスにより自分を取り戻した
スマホがないので、もちろん触ることはできません。
通勤時間は一気にやる事がなくなって、1週間で2冊の本を読むことが出来ました。ほぼ以前のペースです。
仕事中も離席が減ったように思いますし、集中できるようになりました。
今振り返ると、「休憩ついでにスマホをいじる」のではなく、「スマホいじる時間を休憩」とみなしていただけだったのかもしれません。
デスクワークがメインの仕事ですが、適度に散歩したり同僚と雑談したり、メリハリをつけて自分のペースで仕事をしているなとより強く感じるようになりました。以前はそれがスマホだったので、果たして休憩になっていたのかどうか。
何より、時間に余裕が出てきたように思います。今までどれほどの時間をスマホで無駄に費やしていたのか、という感じです。
あくまで「使い方」の問題
仕事に集中できない原因がどうやらスマホ依存である、と僕の場合は判断できたのですが、スマホそのものを否定するつもりは全くありません。とても便利。
ですが、その使い方には大いに反省すべき点が含まれていたと思うので、今後は意識してメリハリをつけた使い方をしていきたいと強く思っています。
- Twitter の TLを見るためだけに触らない。
- メールチェックは時間を決めて行う。
- 通勤時間は発信することがあるときのみ触る。
- LINEの通知は、、、切れない(妻からの緊急連絡の可能性)
等を意識して、自分が注意散漫になっていないかどうかを指標に自分にとって快適なスマホとの距離を探っていきたいと思います。
仕事に集中できない原因まとめ
仕事中にスマホをチェックする頻度が増え、知らず知らずのうちに、「仕事に支障をきたすレベル」に達していた可能性がありました。
通勤時間の使い方や仕事中のオン、オフの切り替えなど、自分が集中できていないことを自覚している人は「デジタルデトックス」を意識してみるといいかもしれません。