在宅勤務ならではの「切り替えの難しさ」
在宅勤務の場合、必要な家事、育児をこなしてから頭と気持ちを切り替えつつ、場所は変えずにそのままPC起動⇒業務開始、とすることを求められます。
この切り替えが上手くいく人上手くいかない日があって、その原因について考えてみました。
集中できる時とできない時
一つはやはり「これから行う仕事の内容」。何かをアウトプットするような作業、それも空欄に記入すればいいような単調なものだと簡単にできるのですぐに取り組むことが出来ます。
一方で、構想を練るような、計画を立案するような作業。これはそもそもPCをつけてもすることがあるわけではなく、ずっと「うーーん・・・」と腕を組んで唸っている状況。
この「業務内容による難易度の違い」は上手く利用できるなと思いました。
そしてもう一つが「自分の置かれている状況」による違いがあります。
これは「いかに自分が追い込まれているか」に影響していそう。私は特にムラっ気があり、オフの時にはどう頑張っても自分を追い込むことができなくなります。
重要な締め切りが近い時にはすぐに戦闘態勢に入れるのに対し、そうでもない穏やかな一日の場合、PCつけても「まずはBGMでもかけるか」とYoutubeをいじりだす。
そして漫才とかかけちゃってそっち側に意識を持っていかれて集中できない、みたいな。
この辺りは周りを利用しながら自分を上手く追い込むしかなさそうです。
自分の特性を考えた上で考案したウォームアップ法
何はともあれ、仕事を始めるとしたときには集中できる状況に持っていきたいので、いくつかの施策を試してみようかと思っています。
- ルーティーン化
- 最初は簡単な作業で30分
- 最初の30分はBGM禁止
1、ルーティーン化
これは、朝仕事を始める前からの行動の流れを固定化するというもの。イチローがネクストサークルから打席に入り、バットを立てて構えるまでの一連の流れに端を発した言葉ですが、まさにそんな感じ。
保育園に送るときと、送らずすぐに仕事に入れる日があるので2パターン準備しておけばよさそうです。
送りがないパターンは割と簡単で、これはもう固まりつつあります。
①「朝起きる」⇒「歯磨き」⇒「コーヒー淹れる」⇒「PC起動」
この流れで仕事には入れているのですが、特に自分の中でこだわりがあったわけではないので、これからは「ルーティーン」として強く意識していきます。
そして送りがある場合。今考えているのは、2通り。一つは上と敢えて揃えて
②「帰宅」⇒「歯磨き」⇒「コーヒー」⇒「PC起動」
ルーティーンとしてはパターン数少ない方がいいと思うのでこれでもありかもしれません。ただ歯磨きは出る前にも1度はしてるはずなので無駄?という思いが無きにしも非ず。それを踏まえて、
③」「帰宅」⇒「作業部屋の掃除機をかける」⇒「コーヒー」⇒「PC起動」
というのも候補です。掃除をすることで切り替えになるし、部屋も片付くし。
掃除をやりすぎてしまわないかが懸念点でしょうか。
2、最初は簡単な作業で30分
これもよくある方法ではありますが、最初の30分はウォーミングアップとしてメールチェックなどの大して頭を使わない簡単な作業から入るということです。
この単調でも何らかの作業をとりあえず始めてしまうことで、その後の作業に移りやすくなって仕事に集中を傾けることが出来るというのが期待されます。
これは確かに、集中できないかも?と思う微妙な日には特に有効だと思いました。
集中できなくてもとにかく30分はメールチェックや単純作業(リスト化しておく)を捌く時間にしておくことで、コンディションがイマイチでも仕事がある程度進む仕組みとして機能するかもしれません。
これは「集中が出来ないかもしれない」時の決め事とします。
何故なら、集中できている時には朝イチから脳がマックスに活性化しているので、それをぶつけるべきタスクが明確ならそちらに全精力を傾けた方がいいからです。
3、最初の30分はBGM禁止
上の2と関連しての項目ですが、最初の30分間はBGMを禁止することにします。
というよりYoutubeを検索したり、何よりスマホを触らないこと。ここで費やされた時間は積もり積もって何日分、何年分という年月になります。
最初にBGMをつけずに30分間仕事をする。まったく気が乗らなくても30分は我慢する。今の自分の状況から考えて、30分間何もすることがないなんてことはありません。
上にも書いた「リスト化した業務」をさばくことも重要ですし、そこにタスクをリストアップすることそのものも頭や状況の整理にはいいはず。
そういうことを続けていれば、そこから生じた流れで目の前にある仕事の量と、締め切りなどを踏まえた今必要なスピードが把握できると思います。
なのでまずはそれを把握してから一度休憩を挟む(そのままの勢いが必要なら休憩は挟まず突っ走る)、という流れにするといいかもしれません。
まとめ
在宅勤務は場所の切り替えという強制がないため、自分で切り替えをする必要があります。
ここを上手くできれば自宅での作業効率も向上して、より多くの自分時間を創り出すことが出来るので、手間と工夫は惜しむべきではないと思っています。
今回まとめたウォームアップ法も、自分にハマるかは分かりませんが、自然と身についていくといいなと思うので、まずは意識して取り組んでみたいと思います。