【効果抜群】立って仕事をする6つのメリット

最近よく「スタンディングデスク」の良し悪しについて話を聞きます。

以前からこれには興味を持っていました。私の職場では、個室を与えられている幹部社員の一部がスタンディングデスクを導入しています。

立ってPCや書類仕事などのデスクワークを行うことで効率が上がったり、健康にもいいという話がある一方で、「疲れやすいので効率的とは言えない」「集中できない」などのデメリットを主張する声もあります。

私はスタンディングデスク支持派なのですが、在宅勤務が増えてきた現在の状況を利用して適宜立った状態でのPCワークを取り入れてみました。

その時に感じたことをまとめたいと思います。

立って仕事をしてみて感じたメリット

立って仕事

1、眠くなりにくい

立って仕事をすることは体にある程度の緊張を強いることになるので、眠気対策として一定の効果があると思われます。

特に食事を済ませた後の昼下がり。

私は特に、この時間帯に眠気が襲ってくることで作業効率が下がってしまうことを非常に嫌います。ランチを抜くことを試してみたり、昼休みに短時間の昼寝を試してみたこともありますがいずれも満足のいく効果を得られたとは言えません。

立って仕事をすることによって、眠気が辛い午後の作業効率を改善できそうな感触を得ており、それだけでも今後継続して試す理由になると考えています。

2、「早く済ませよう」という気になる

立って仕事をすることは座って仕事をするよりも肉体的な負荷は大きくなります。結果として、快適か不快かという点はさておき疲れやすくなります。

その結果、自然と一つ一つの作業に取り組む際の「区切り」を設けるようになります。

勿論あと何分立っていられるか、ということを事前に正確に判断できるわけではありません。なので「あ、疲れてきたな。よし、この部分だけちゃちゃっと済ませちゃおう」という「最後の小さな一頑張り」をこまめに作り出している感覚があって、その点が座って仕事をする時と明らかに違うなと思いました。

3、オンとオフのメリハリがつけやすい

上の「早く済ませよう」とも関係してくることですが、立って仕事をしていると休憩時には座ろうという意識が増します。

そのため、「仕事は立って、休憩は座って」となる傾向があり、業務時間中のオン・オフの切り替えが姿勢の違いと連動します。

身体の状態を変えることが精神的なオン・オフの切り替えを促進するため、結果として休憩時間のリラックス効果と仕事時間の集中効果が共に増強されているのではないかと思いました。

これが座って仕事をした時に立って休憩と出来るでしょうか。

ちょっと散歩するぐらいのことはリラックスに効果的ですが、「全ての休憩時間は立って過ごす」ことが出来るかというとちょっと難しいのではないでしょうか。

4、会議での集中が増す

会議、ミーティングの場で、しかも特に聴くことがメインの会や時間帯において、立って参加することでより話を聞くことに集中することが出来ます。

私の場合、テレワークという環境も手伝ってのことかもしれませんが、座っていると、どうしても流してしまいがちな感覚を覚えます。結果として話を聞き逃してしまったり、議論に入っていきづらかったりと参加者として会議に貢献できていない気がしていました。

しかし、立って会議に参加すると明らかに画面と発表内容に対しての自分の食いつきが違っていて驚きました。より議論に積極的に貢献したいと考える場合は立って参加するのが効果的かもしれません。

5、首、肩、背中、腰への負担軽減

立って仕事をしていると、長時間経った時の首、肩、背中、腰への負担が座っている時と比較して少なくなると思います。

座っている状態でも、負担の少ない姿勢を常にとることが出来る方は問題ないかもしれません。しかし私は姿勢が良くないため、長時間のデスクワークの後は背中が凝り固まってしまいます。結果として徐々に集中力が低下していきます。

立って仕事をすることは、背筋を伸ばす姿勢を取ることに繋がるので長時間業務の後の負担は座っているより軽いと感じます(前述の「オン・オフのメリハリ」などが効いている可能性も否定できません)。

あと姿勢の面でよかったのは、足を組む頻度が大きく下がったこと。立っていてもつい足を交差させてしまうことはありますが、座った状態で足を組むことと比べれば骨盤への負担は大分マシなのではないでしょうか。

もちろん、立ちの姿勢ならではの注意点もあります。

私は油断するとすぐ片足に体重をかけた状態で長時間姿勢を維持してしまうため、この点は意識しないとすぐに疲労につながります。

私は立って仕事をする時は基本的に足つぼの板を踏むことが多いです。仕事のついでに健康になれるなんて素晴らしい。



6、スキマ時間に家事しやすい

これは私が立って仕事をする時にのみ生まれるメリットとなります。

私はスタンディングデスクを持っているわけではないので、立って仕事をする時はキッチンのカウンターになります。

そのため、休憩やちょっとしたスキマ時間はすぐにキッチンで何かをすることが出来ます。

お皿を片付けたり、流しのごみを片付けたり、ちょっとした夕飯の下準備をしてみたり。

「冷蔵庫を開けて」夕飯のおかずをどうするか考えることがスキマ時間にできるって結構いいリフレッシュ、リラックスになりますよ。

あと、カウンターは決して広くないため、PC以外の余計なものが殆ど手元に置けません。結果として、スマホに手が伸びにくくなり、業務に集中できる効果も増幅されている気がします。

立って仕事をしてみて感じたデメリット

デメリット

立って仕事をした時のメリットは多いですが、もちろんデメリットがないわけではありません。私が大きく感じたのは以下の2点です。

1、疲労がある状態だとかえって業務効率が悪化する

立って仕事をする時に生じる負荷が適度とならないような状態では、座って行うよりも疲労が勝ってしまうため効率は低下してしまいます。例えば体調が悪いときや睡眠不足の時などがそうです。

こういう時はそもそも普通に仕事をしていても効率は上がりませんが、立てばよくなるか?というと私は逆効果だと思っています。

2、足腰への痛みが生じる可能性

これも立って仕事をすることによる身体への負荷が個人に依存することにより生じうることです。明らかに立ち続けられない方や、体重過多や膝に基礎疾患を抱えている方など、立ち続けることそのものに困難がある方にお勧めできることではありません。

まとめ:時間を絞り、要所で利用するのがGood

まとめ

立って仕事をすることが多くのメリットをもたらす可能性があることが分かった一方で、ずっと立っているとそれなりに疲労感を覚えることもわかりました。

私は比較的長く立っていられそうですが、やはり時間帯を限定して立ってみるのがいいのではないかと思いました。まず導入をおススメする時間帯は断然昼食後です。

立ったり座ったりの切り替えは、私は自宅の場合だと場所を変えることで行っています。ですが、やはり理想は場所を変えずに高さだけ変えること。代用できる場所がない方もいらっしゃるかもしれません。

昇降式で高さ調節が可能なスタンディングデスクを利用できるといいと思います。


環境に合った適切なオフィス家具を使って、快適な在宅勤務、テレワーク時間をお過ごしください。