でも、言ってることはもっともなんだよな
仕事の上で、耳の痛い指摘を受けたことはありますか?
あるいは、「自分のことを棚に上げて何言ってんだこいつ」と思うことなど。
この記事は、気分の良くない指摘を受けた際に気をつけること、について書きました。
突然の電話
少し前のことですが、突然上司から連絡がありました。
上司「○○さんの今週の仕事内容教えて。」
そんな急に言われてもきちんと答えられません。
こてつ「●●の検討をしていたと思いますが」とぼんやり回答する私。
上「それで?結果はどうなってる?うまくいったの?」
こ「細かくは覚えていませんが、結果は芳しくなかったと思います」
上「芳しくないって?具体的にはどういう結果?」
こ「細かい結果は手元にありませんし、○○さんが何と言っていたか正確なところは覚えてません」
上「リーダーなんだから、ちゃんと周りのメンバーの進捗把握しておいてもらわないと困るな」
こ「はい、すみません。以後気をつけます」
概ねこのようなやり取りでした。
補足しておくと、進捗をここまで厳密に報告することを求められたことはありませんでした。今回のようにいきなり確認をされたことも無かったので驚きました。
しかも最後はダメ出し(マウンティング?)で終わる。安定の○○上司です。
私が上司なら、絶対に前向きなアクションで終わります。改善のための具体的な対策を考えるとか、それを考える日程を取り付けるとか。
上司の目的
上司が突然状況を知りたがった理由は間もなく明らかとなりました。
私を含む数名の社員に向けて「部門長にレポートを出さなければいけないから、各自最近の状況を簡単にまとめて連絡して欲しい」とのこと。
しかも夕方になって「今日中に」とのことです。
知らんぞそんなもん。
「ちゃんとメンバーの進捗把握しておいてもらわないと困るな」ってどの口が言うのでしょうか。
そのセリフ、そっくりそのままお前やないか。レポート当日にデータ収集から始めるって単に準備不足やないか。僕仕事早い?知らん。部下の仕事の進捗を普段から確認しようとしてないから当日になってバタバタするんやないか。
しかも、レポートを出すことはもっと前にわかってたはず。
「部門長にレポートを出さなければいけないから、各自最近の状況を簡単にまとめて連絡して欲しい」なんて数日前、いやせめて前日にでも連絡くれてれば全然対応しましたけど。
そもそも進捗報告という点でいくと、実験結果についてはメールベースでのシェアを基本としていて、細かいデータは探ろうと思えば受信トレイから探れるんです。
そこまでする余裕がなくて、手軽に一人から概要を聞き出そうとするも相手(私)がポンコツで上手くいかず。
自分の準備不足を棚に上げて、相手の進捗管理の不備を指摘して電話を切る、という所業だったわけです。
私が謝罪して会話が終わっているので、主題が進捗管理の甘い私の件になっている。
私は何だかよく分からないディスを喰らってその日の業務を終えたことになります。
抱いた感想と今後の行動
以上の電話口でのやり取りやその後のメールで抱いた感想はやや複雑な以下の2点でした。
- 「うわ、やっぱりク●だこの人」
- 「でも、チームメンバーの進捗ぐらいはもう少しちゃんと覚えておこう」
進捗を聞かれて、大体の状況ぐらいはいつ聞かれても説明できるように把握しておかないといけません。
それは確かに私の至らないところだったと反省しました。
上司はレポートにまとめるとのことだったので、それに十分なレベルを求めるつもりはありませんが、
「芳しくないって具体的にどんなデータ?」に対して
「細かい結果はありませんし、何と言ってたか覚えてません」は傍目に見てダサい。
これではリーダーとしてダメ出しされてもしょうがないです。悔しい。
上段の会話の中での「はい、すみません。以後気をつけます。」は会話を早く終わらせたいがためのもので全く心がこもっていないセリフなのですが、今ならもう少し気持ちを込めて言えるような気がします。
次からは把握した上で「やっぱりこいつク●だな」と思うようにしたいと思います。
まとめ
ヒトとして嫌いということと、その指摘の中身までもが自分にとって害となるものかどうかは無関係です。
ヒトと言葉は切り離して、自分に必要なものだけ受け止めればいいと思います。それができれば嫌な指摘からも成長できるので得です。
参考になれば幸いです。