緊急事態宣言が出て程なくして、私の職場でもリモートワークへの転換を余儀なくされました。私は常々「通勤の時間が無駄」「PCを使ったデスクワークが殆どなんだから出社する必要ないよね」という思いを抱いていたので、今回の措置は個人的には大歓迎でした。
『通勤しない代わりに朝は掃除機をかけたり、洗濯をすることが出来る』
『夕飯の時間を普段より前倒しすることで、子どもたちを早く寝かしつけることが出来る』
などいいこと尽くしでした。
途中、保育園の登園自粛要請が出てしまい「自宅保育+在宅勤務」となってしまったときには多少つらかったのですが、それでも自宅で仕事が出来てとても楽になったと感じていました。
6月になって緊急事態宣言は取り下げられましたが、私の会社では引き続き可能な限り在宅勤務を取り入れたシフトを組むように指示が出ています。つまり、引き続き家で仕事ができる。私からしたら最高の環境です。保育園も使えるようになり、自由度が増した状態です。
久しぶりの出社で感じた職場の快適さ
最近、社用PCのトラブルがあり出社せざるを得ない日がありました。
久しぶりの通勤はやっぱりつらい。
自粛期間中は電車に乗ることもなかったので、通勤に必要な立つための筋力、歩くための筋力すら低下しているような気になります。
やっとの思いで会社に到着し、トラブルを解決(これは30分もかかりませんでした)し、せっかくなので半日だけでも仕事していくかとそのまま職場で仕事を始めました。
そして、、、
ん??
なんか快適じゃね??
なんで???
私の職場は仕事をするのにとてもいい環境だったのです。
何故そこまで快適だったのか。そして本当に通勤はダメなのか。
ふと考えてみたのでシェアします。
職場が快適だった3つの理由
①設備が快適
まずは道具、設備が揃っていて効率的が快適だということが挙げられます。
椅子はクッション性が高く、腰への負担がだいぶ軽いです。我が家の椅子はイケアで購入したものですが、さすがに長時間のデスクワークで生じる身体への負荷を軽減してくれるような代物ではありません。そこまでの機能を求めて購入したわけでもないし、椅子を責めるのもかわいそうですが。
さらに職場の机周りは余計な物が少なく、大きな外付けモニター。これははっきり言って作業効率に大きく影響します。自宅の作業部屋ではたまに子供たちが来ておもちゃをひっくり返していくので、基本的にものが多く散らかっています。また、PCだけでは同時に閲覧できるアプリの数も制限されますし、細かい画面の切り替えは積もり積もって大きな時間のロスを生み出します。
②空調が効いていて快適
2か月ぶりの出勤なので、その間に季節が変わっていました。5月は特に暑くて、もう長袖なんか着ていられません。そんな中職場についた瞬間に感じたのは、空調が効いていてひんやりしていることでした。
通勤には1時間半ほどかかるので、来る頃にはもう汗だくです。着替えてから仕事を始めるので汗を持ち込むことはありませんが、体の熱感はすぐには消えません。その点部屋が冷えていると体がリセットされるのが早く、すぐに業務に取り掛かることが出来ます。
女性陣には少し効きすぎかな?と思えるぐらいでしたが、私にとっては快適な空間でした。
③人が少なくて快適
現在、少しずつ出社を増やしてはいますがいまだに制限がかかっています。職場にも人はまばら。そのせいで部屋がいつもより広く感じます。空調の効きがいつもより強く感じたのも、部屋の中にいる人数の違いが影響しているかもしれません。
そして、人はいたとしてもソーシャルディスタンスを保とうという考えから、直接話しかけてくる人が少ない。一番は上司が話しかけてこない(僕が出社した日は上司もいました)。
なので、広々として空間で仕事に取り組むことが出来ました。
部屋を整頓し、外付けモニターを買おう
職場との環境の違いを目の当たりにして、自宅の環境を少しでも職場に近づけようと決意しました。エアコン設置はすぐには無理だとしても、机周りの整理整頓や外付けモニターの購入はできます。さっそく楽天で探し始めました。椅子はどうしようかな。。。
電車通勤では消耗する?結局は使い方次第
私が在宅勤務導入後に最も強く感じたことは、通勤による時間の喪失感でした。
往復で3時間ほどを通勤に費やす日々。自宅で仕事ができればこの3時間で何ができるだろう?とわくわくしたものです。実際家事ははかどったし、夕飯の準備を早めることが出来るし、本も読めるし。。。
でも、白状すると結構無駄にした時間もあったなと感じています。気づけばSNSで無駄な時間を過ごしていたし、マンガを読んだりゲームをしたりもしていたし。
逆に考えると、通勤時間でも使い方によって充実した時間に変えることが出来ると思います。誰しもが思うことですが、ただスマホやSNSに費やすだけなら無駄でしかありません。でもその時間を読書だったり、ブログの構成考えたり、仕事の段取りを確認したり。頭をつかってやれることはいくらでもある。
行動に制限がかかっているからこそ出来ること、捗ることというのもあると思います。余計な情報が入ってこないので、何かについて思いを巡らせるにはうってつけではないかと。
「通勤時間が無駄」だと考えるのではなく、「今までの過ごし方だと通勤時間は無駄」だと考え方を改めることにしました。何事も環境のせいにするのではなく、自分から変えられることは変えていく。
またしばらく自宅での勤務が続きますが、職場で得られた間隔を時間の使い方について考えるいいきっかけになったので、とりあえずだらだらスマホで時間をつぶすのはやめにしようかと。
まとめ
職場はやはり仕事だけをする場所なので、設備や環境などが優れています。通勤が当たり前だったころにはあまり気づかなかったのですが、職場の快適な要素を少しでも自宅に取り入れることが出来ればリモートワークがより効率的なものになります。
そして、通勤時間は無駄だと考えていましたが、結局大事なのはその過ごし方。時間を大切に、少しでも何かを達成できる時間の過ごし方をしたいなと改めて強く思いました。