この記事は、このような悩みを持つ方のために書きました。
12年のサラリーマン歴を持つ私ですが、やる気の上がり下がりは他の人と比べても波が激しい方だと思っていて、そんな自分と付き合うのに苦労していました。
ですがようやく最近、「モチベーションの低下を感じたらまずこうしよう」という行動指針のようなものが出来てきて、やる気の平均値は上昇していることを感じています。
仕事のモチベーションを上げる方法
ここから、仕事のモチベーションを上げる方法について紹介しますが、基本的には以下を満たす方向けの方法となっています。
- どの仕事に取り組むか?をある程度自分でコントロールできる
- 基本的には仕事が好き
楽しいことや嫌なことが入り混じりながらも、基本的に今の仕事は嫌いじゃない人が、その取り組み方によってモチベーションを上げることが出来るという方法になります。
仕事のモチベーションを上げる方法は、個人によって異なる
どのような瞬間、作業でモチベーションが上がるかは個人によって異なると思います。なのでまず大切なことは、自分が何を大切にして、何が好きなのかを冷静に振り返ることです。
自分が楽しいと思える仕事はある程度どんな状況でも集中して取り組めますし、そうでない仕事は難しいでしょう。「自分にとって今取り組んでいる仕事はどちらなのか?」そして「今日取り組む仕事にはどちらの仕事が多く入っているのか?」その現状を把握して、それをコントロールすることでモチベーションを上げて作業を進めることが可能となります。
具体的には、以下の3つの手順を踏みます。
- ステップ1:自分が楽しいと思える仕事を思い起こす
- ステップ2:1日や1週間単位で楽しい仕事の分量を把握する
- ステップ3:バランスを考えて楽しい仕事を配置する
- ステップ4:楽しい仕事の割合を増やす工夫を考える
- 応用編:あなたの同僚は何が好き?
順に説明します。
ステップ1:自分が楽しいと思える仕事を思い起こす
まず、自分が好きな仕事は何か?ということを振り返ります。
何をしている時が楽しいか。何をしている時が一番集中できているか?を自分に問います。集中さえ出来ていればどんな仕事でも苦なく取り組める、という方もいると思いますが、逆に「集中できていない状況からでも入り込める仕事」というのがあるかもしれません。
- データ整理をしていると落ち着く
- 何か企画を考えている時のフロー状態が好き
- 同僚と議論して何かを決めていくときの一体感が好き
などなど、楽しいな、集中できているなと思える仕事をリストアップしましょう。
ステップ2:1日や1週間単位で楽しい仕事の分量を把握する
次に、1日や1週間単位で考えたときに、その自分が楽しいと思える仕事の分量や、スケジュールが決まっていたらそのタイミングを把握しましょう。
今まで意識していなかったかもしれませんが、タスクを色分けすることで例えば
- この日は楽しい仕事がいっぱい詰まっているな
- 今週は月曜日だけ楽しい仕事が入ってて、他は全くないな
という仕事の重要度とは異なる濃淡が見えてきます。
これを把握することで、自分をうまくコントロールすることに生かしましょう。
ステップ3:バランスを考えて楽しい仕事を配置する
ここから、仕事をある程度自分でスケジューリング出来る方向けになってしまいますが、楽しい仕事の配置が偏っている方は分散させるなど、配置を工夫しましょう。
月曜ばかりに偏っていると水曜ぐらいに辛くなります。逆に金曜日まで楽しい仕事が全くないとその前の日曜日のサザエさん症候群が心配です。
やはり理想は毎日どこかは楽しいこと、ワクワクすることなどに時間を費やしたいですね。そして、楽しいことをリストアップしていく過程で見えてきた「楽しくないこと、苦手なこと」の近くには楽しいことを配置するなどして、モチベーションを上げながら仕事が出来るように工夫しましょう。
ステップ4:楽しい仕事の割合を増やす工夫を考える
ホリエモンは、スケジュールのすべてをワクワクする仕事で埋めていくようにしていて、そうでない仕事はやらないように徹底しているそうです。
サラリーマンで、上からの指示を受けている立場としては全てを自分のやりたいことだけにすることは難しいですが、裁量の範囲で自分の楽しくない仕事を減らし、楽しい仕事の割合を高める工夫が出来ないか考えましょう。
具体的には、例えば以下のような工夫が考えられます。
- 仕事を他の人に依頼する
- 仕組み化する
- 「楽しい」要素を混ぜる
依頼する
私はデータ整理や単純な実施記録の作成は、もう後輩に全て託すようになりました。
これらの業務は私にとって「楽しくも楽しくなくもない仕事」です。このような業務を減らして少しでも楽しい仕事(私の場合は企画に関する仕事)に時間を費やすようにしています。
仕組み化する
後輩に託すようになる前は、例えばデータ整理はフォーマットを整理してほぼ自動計算が出来るようにするなど、それにかかる作業時間を減らす工夫をしていました。
プレゼン資料もキレイに作らないことを徹底し、プレゼンの流れを完全に固定することで悩む時間が減り、業務短縮につながったと思っています。
「楽しい」要素を混ぜる
例えば、データ整理や報告書の作成業務はあまり好きな部類の仕事ではありませんでしたが、チームの人との雑談の時間は嫌いではありませんでした。
その場合、敢えて雑談に加わりながらデータ整理をしてみたり、報告書の作成について話題を振ってコツを聞いたり。また雑談そのものによって自分の気持ちを上げて、その後の業務に取り組むためのエネルギーを補充していたのかも知れません。
応用編:あなたの同僚は何が好き?
これは自分の好きとキライを把握した後の応用編になりますが、同僚の嗜好も把握することが出来れば、上手く組んでお互いにメリットがある形で楽しい仕事を増やし、そうでない仕事を減らすことが出来る可能性があります。
貴方の苦手な業務が得意な方、貴方の得意な業務が苦手な方はいませんか?そのような同僚の存在を認知しておくことで、いざという時に頼れる存在になるかもしれません。
関係性の作り方として大切なことは「ギブから始める」こと。
自分の得意なことに関して、相手に協力することから関係性を始めることが絶対に重要です。
特に具体的にどの業務を依頼する、ということが決まっていなくても、余裕があるのであれば手伝ってポイントを溜めておくのがいいと思います。それを粋に感じてくれる方なら、後日のあなたのお願いを無下にすることもないでしょう。そう感じない人だと分かれば、それ以上協力する必要はありません。
まとめ
この記事では、仕事のモチベーションを上げる方法として以下の手順を提案しました。
- ステップ1:自分が楽しいと思える仕事を思い起こす
- ステップ2:1日や1週間単位で楽しい仕事の分量を把握する
- ステップ3:バランスを考えて楽しい仕事を配置する
- ステップ4:楽しい仕事の割合を増やす工夫を考える
- 応用編:あなたの同僚は何が好き?
自分の楽しい仕事を増やすことが出来れば、楽しいまま仕事を続けることができて業務効率も格段にアップします。是非一度、普段の業務内容を洗い出してみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。