こんにちは。ケーパパです。
先日職場のメンバーで飲んでいると、若手メンバーとの会話の中から「ジタハラ」という言葉が聞こえてきました。「何かのハラスメントだろう」とは思いつつもジタの部分が全く思いつかず。恥を忍んで意味を尋ねると「時短ハラスメント」の略だそうです。
時短ハラスメントとは?
2019年4月1日に改正された労働基準法が「働き方改革関連法案」などと呼ばれて話題になっています。有給休暇の取得義務付けだったり、勤務管理の厳格化(実態との乖離がないように)、高度プロフェッショナル制度の導入など、広く影響を及ぼしそうな改定です。僕の勤める会社でもいろいろとアナウンスが流れています。
そんな中、時短ハラスメントというのは、「無理な時短を強要することによるハラスメント」ということだそうです。業務内容の改善や量を調整という対策を何ら講じないまま「働き方改革だから早く帰って」「今日から残業禁止ね」などと無理な早上がりを強制することで、結果として仕事の持ち帰りやサービス残業の原因となるのでは、と危惧されているのです。
サビ残に繋がらなくても、働きたくて残っているワーカホリックな方からしたら「自分のやりたい仕事ができない」と不満を抱く原因となるようです。うちの若手はどちらかと言うとこちらのパターンでした。
僕のいるチームの状況
うちのチームでは、僕を含めて7割ぐらいが残業1時間以内ぐらいで帰ります。残りは上司含めてもう少し遅いです。20時とか21時過ぎても残る人は数人います。
上司は長時間働く人が好き
これは過去に明言していました。勿論好き嫌いという表現ではありませんでしたが、少なくとも部下に対する評価軸の1つに「長時間働くか」というものがあることは間違いないです。だから気にせず残れていい、という方もいます。僕はどちらかと言うと、「早く帰るやつ」と認定されているので気まずさは感じます。
これは上司あるあるなのか?というぐらい絶対に言われることとして、「やる事やってくれたら早く帰って構わない」と言うものがあります。でもこれ、絶対にそんなことないんですよね。狭い世界での経験だけですが、早く帰る人と遅くまで残る人が同じように扱われている職場を知りません。
よくあるのが、基本的に同じと言いつつ、ミスや至らないことに対する許容度の違いです。長時間頑張ってる人は「まぁしゃーないな」感でもって接されています。一方早く帰る人が同じような状況になった場合には陰口…。遅い立場と早い立場の両方だった事があるので、どちらも嫌だなと感じていました。
どう考えても帰るべき
このような議論はウェブ界隈ではし尽くされていると感じているので、今更感がハンパないですが。それでもやっぱりし続けるべきです。なぜなら会社にはネット環境に対する親和性がとても低い方々がいて、往々にしてその低親和性な方々が仕事量を決め、分担について決定権を持ち、部下の評価をするからです。
僕は自分の仕事は自分の裁量で動かせますし、早く帰ろうと思えばある程度自由に帰ることができるようになりました。ですが、自分の指示の下で動いてくれる人たちが何人かいて(冒頭の若手もそのうちの一人です)、その人たちは自分で仕事を動かしたり、ましてや減らすことは簡単にはできません(もちろん相談されれば対応します)。
そんな「定時に帰るなんて出来るわけがない」と言わしめる状況ができてしまっているのは、僕の差配にも少なからず原因があるということに気づきました。
平社員の僕にできることもある
やっぱり、仕事の棚卸しを積極的にやっていきたいと思います。本当に必要な業務を今一度考える。とりあえずやっておいて、を減らす。メンバーの「次の一手」を自分事として考える。
・・・なんだか言葉だけでいいアイデアには思えませんが、自分事として仕事の∞(=「無・減・代」by出口先生)に取り組んでいきたいと思います。