リーダーの仕事と家庭の両立について考える

  • 2020-02-07
  • 2020-02-07
  • 仕事

『今は仕事も大事。もっとバリバリ働きたいけど家庭との両立が大変』

『子どもの発熱など勤務が不安定になりがち。そんな状況で自分がリーダーとしてチームを率いていていいのだろうか?』

このような悩みや不安を抱いたことのある、または今現在抱いているリーダーの方を対象としてこの記事を書いています。

仕事も頑張りたいけど家庭も疎かにはしたくない。そう思って頑張っている方に対して職場の同僚や上司の反応はいかがでしょうか。

応援し、サポートしてくれる環境であればもちろん問題はないのですが、必ずしもそうではないですよね。

私自身、妻と家事や育児をほぼ半々で分担しているので、週に2~3日は保育園へのお迎えのために会社を早退します。突然の発熱や検査のための通院など、出勤が不安定になることも多くあります。

自分の中ではギリギリで都合をつけてやっていたつもりでしたが、やはりそこに不満を持つ人もいるわけで。しかもそれが上司だったりすると中々キツイ。

この記事では私の体験をもとに、職場と家庭の両立を目指す若手リーダーが取るべき対策について取り上げたいと思います。

職場で言われてキツかったこと

前提として、私の職場における勤務体系はコアタイムなしのフレックスです。つまりいつ出社していつ退勤してもいい。

世間的に言われるようないわゆるブラック企業ではなく、むしろホワイトに属する会社です。制度だけ見るととても働きやすい環境であると言えます。

また、月ごとに必要な勤務時間は決められているのですが、私の勤務実績がそれを下回ったことはありません。

勤務態度も多分悪くなく、少なくとも規則、規範に照らし合わせて自分に大きなマイナスがある、ということでもありません。

フレックスであることに感謝し、与えられた制度と環境をうまく活用することで業務の効率化を図り、家庭と両立させて頑張っているつもりではいました。

しかし、その全てが認められるわけではありませんでした。

主に上司から言われた言葉ですが、以下に「それはキツイな」と感じた言葉を紹介します。

①『もうちょっと何とかしてほしい』

「事情があるのは分かるんだけど、もうちょっと何とかならない?」

「リーダーたるもの、やっぱり働いてる姿を周りに見せる必要があると思う。だから自分の部下より遅く来て早く帰るのはどうなのか。」

細かいところは改変していますが、評価面談の際に実際に言われた言葉です。

「もうちょっと」もそうだし、「何とかしてほしい」というのもそうですが、全く具体的な指摘ではなく、どこを改善すべきなのか具体的ではないのがまた質が悪い。

社内の空気として私のような柔軟な働き方を模索する動きを抑えることはできないのでしょう。

しかし上司的にはそれに何らかの不満を感じている様子。

私の予想では、上司には頻繁に早く帰ったり遅く来たりしてる私の姿が勤勉でないように写っているのかもしれないと思っています。

労働時間が長くてナンボの考え方を今でも会話の端々に感じる上司なので、残念ながら相容れないのかもしれません。

②『やっぱり残業バリバリやってくれる人が計算が立っていいよね』

これは私についての言葉ではありません。

私を含めた複数人がいるときの会話で、その場にはいない人に関しての言葉でした。その時はなんの気無しに私に向けて話しかけてきたのですが、大きく印象に残っています。

仕事や勤務時間について先程述べたような考え方を持つ上司なので、言わずもがな。

自分のことを言われたわけではないけど、やっぱりいい気はしないものです。

ちょっと休みがちだったり、勤務時間が短めの方だったりに対してこの人は常にこう考えている。

すなわち自分がいないところで、この人は絶対に私の勤務状態に関して陰口を叩いている。

被害妄想?自意識過剰?そうでしょうか。

恐らくこれは邪推でもなんでもなく、妥当な推測だと思います。そして多分当たっている。

直接言われるよりモヤモヤしますよね。

どのような心持ちでいるべきか

全員に応援してもらえるとは思わない

これまでも事あるごとに感じてきましたが、基本的に他人を変えることはできません。

だから変わるべきは自分、動くべきは自分。

これが結局のところラクなんですよね。

私自身みんなからよく思われることを目的としてそのような勤務形態を採っているわけではありません。

他人がどう思うかなんて自分にどうにかできるものではない。だから気にしない。

即ち、他人にどう思われているかを考えるのはやめましょう。

上司が上記のような考え方を持っていることは残念ですが、『ハズレくじ引いたなぁ』ぐらいで捉えておこうと思っています。

しっかりと仕事はして、上司からのイヤミは受け流すことを心掛けたいと思います。

行き過ぎた発言はその記録でも取ってやろうと思います。

直接関わる人への配慮は特に気を付ける

上司からどう思われるかは取り敢えず極力気にしないことにして、よりケアすべきは実際に組んで働く周りの方々への配慮です。

上司と同様、必ずしもよく思っていない人もいるかもしれませんし、それよりも私がいないことで直接業務に影響が出ている人もいるかもしれません。

そして立場の違いなどもあり、その事を僕に直接言えない人がいるかもしれない。

特に自分が指示を出す立場である以上、自分がいなくて困る人がいるかもしれないという意識を持つことは大事だと思います。

まとめ:気にするべきは上でなく下と周り

今は周りにも子育てに加わるパパが増えてきていて、だいぶ子育てに関する変則勤務に対する理解も進んできているとは思っています。

しかしそれはあくまで平均値としての話であって、自分の会社がそうであるとは限らないし、自分の上司がそうであるとは限りません。

やるべきことをしっかりやれば(ここが大事)、何を言われても気にする必要はありませんが、その際も自分の周りには特に気を配るようにしていきたいと思います。