評価の話を聞いたり、目標設定をしたり、仕事の相談をしたり、シメられたり…。色々な目的で実施される個人面談。
僕が知人から聞いたり、または自ら経験したりした「これはひどいな、、、」と思った上司との個人面談をいくつかまとめます。
中々特異的な経験をしているので、あまり詳細に書くと特定されかねないので少しぼかしますが、上司の方も部下の方も、これを反面教師としていい個人面談を実施していただけたらと思います。
こんな個人面談は嫌だ①パソコン作業をしながら話し始める
時間をあらかじめ決めて、部屋も予約して。つまりどう考えてもそれは「個人面談のための環境」になっているはずなのに、席に着くや否やPCを開きパチパチ。
「で、何かありましたか?」という問いかけから始まる面談でしたが、その問いもPC画面に目を落としたままでした。
忙しいんでしょうか?シャイで目を見て話せないのでしょうか?
あるいは、この面談には価値がないということを態度で示しているのでしょうか?
内容は仕事に関する相談だったのですが、のっけからそのような態度なので、受け答えも単調なものになります。話が広がらない。
何を問いかけても
「〇〇じゃないでしょうか」
「○○でしょ、それは」
という一言で答えるばかり。
これが「シンプルな答えを示してくれている」のか、「面倒だから反射で答えているのか」というのは状況によるのかも知れませんが、少なくとも質問した側の印象は「面倒くさそうに話しているな」というものでした。
嫌ならやめればいいのに。
こんな個人面談は嫌だ②反論すると感情的になる
これはその人の言い方にも非があったかもしれないと思っているのですが。
仕事で小さいですがトラブルがあって、それについて話しているときのことでした。僕としては原因は何となくあたりが付いていたのですが、上司にも思うところがあったようで色々とアイデアが出てきました。
上司「○○が原因じゃない?」
部下「いや、こういう理由でそれは違うと思います」
上司「じゃあ△△は?これは原因としてよくあることだけど」
部下「それも確認しました。以前もいいましたがシステムとしてこの点がおかしいので、そこじゃないかと思っています」
上司「だったら思ったときにそう言えよ!!」
えぇ・・・言ったし、、、
ちなみにこれ、個人面談なので当然個室での出来事です。怒鳴り声が響き渡りました。
プライベートならともかく、会社で声を荒げる人に初めて出会いました。理由はともかく、突然の出来事に何も声が出ず、ただ凹みました。
こんな個人面談は嫌だ③話が終わっていないのに席を立つ
時間を意識して、ということなのかも知れませんが。
上述のとおりPCを開きながらの会話だったのですが、上司からのアドバイス?を聞いていたところ、その中身にあまり納得できず、生返事を返していました。
「その考え方にはあまり同意できません」と途中でいうと感情的になる気がして、反論を控えていました。最後に自分の考えを伝えたいなと待っていました。
そうすると、態度からその真意を察したのか、段々と話しながら語気が強くなってきました。何も反論してないのにまるで反論されたかのように、それに対する反論を強い口調で言う、という1人語り。
最後には、自分の言いたいことを言い終えた段階でPCをパチン、と閉じて「以上です」と一言。同時に席を立ちあがり、部屋を出ていきたい意思を明確に示されました。
こちらからすれば一方的に会話を打ち切られたような形です。
面談で得たものは「自分評価されていないなぁ」というもやもやだけでした。
こんな個人面談は嫌だ④いい評価が出たときにそれに対して不満だけを示す
たまたま部署の評価につながる大きな仕事に関わっていたことがあります。PJが上手くいったので自分がメインだったわけではありませんが、おこぼれ的にその人もいい評価を受けた年がありました。
評価についてフィードバックする、という面談において言われたことは
「これはあなたの評価ではない」
「本当はPJをリードした○○さんだけが評価されるべき案件」
「制度上キミにもいい評価をつけるけど、僕は認めていない」
というものでした。
いや、わかる。それについて言及することは大事だと思う。自分が優秀、と勘違いして思い上がったりすることを避けるために釘を刺したのかも知れません。
でも、一言ぐらい労ってくれてもいいんじゃない?というのが後で湧き出てきた気持ちでした。面談の時は「本当にその通りだな、いい評価貰って申し訳ないな、、、」と本気で思っていて。
まとめ
いい面談は、部下のモチベーションを明確に上げます。高いモチベーションはいいパフォーマンスに繋がります。
僕の場合面談が上手くいかないのは結局「上司との関係性がよくない」ことに尽きるのかなとは思うのですが、もう少し何とかなってほしい。
部下として真摯に臨むことももちろん重要ですが、面談の空気はお互いの気遣いで作られるものだと思っています。
なのでこれを参考に、いい面談を作ってもらえればと思います。