アイデア出しに適した環境とは?

アイデアが浮かぶようになるにはどうすれば・・・?
アイデアを出すのに適した環境は?
こてつ
こてつ

このような悩みに答えます。

私はとある分野の研究者ですが、今は自分でテーマを持って手を動かすことよりも、プロジェクト運営のようなことが主な業務となっています。

目の前の課題に取り組むというよりは、プロジェクトを進めるにあたって必要な課題を洗い出し、それを解決するためのアプローチを考える、という仕事が多いです。

何かデータを出すわけでもなく「うーん」と頭を悩ませる日々を過ごしており、アイデアが浮かばない日は一日何をしていたんだろう?と罪悪感でいっぱいになります。

ただ最近、「こういう状況に持っていければアイデア出しが捗るかも」といういくつかの条件について改めて気づきがありました。いずれも広く知られたことかもしれませんが、経験を伴って再認識できたので非常に納得感が強いです。

この記事では、「アイデア出しに適した環境に必要な条件」と「具体的な状況」についてまとめたいと思います。

アイデア出しに適した環境に必要な条件

アイデア

私が経験した、アイデア出しに適した条件に必要な状態は以下の3つです。

  • 視覚、聴覚が制限されている状態
  • 適度なリラックス状態
  • デジタルデトックスされた状態

順に説明します。

1、視覚、聴覚が制限されている状態

普段から私たちは様々な情報をインプットしています。それこそ見ず知らずのうちに。

視覚、および聴覚は全ての情報インプットの90%近くを占めるといわれています。

基本的にアイデアを出すという作業は、環境から得られた情報に対するリアクションでなされるものではなく、それまで自分の中に貯めた知識や情報を融合させることによって「何かを生み出す作業」に該当します。

その際には「無心に思考する」状況を創り出す必要があり、少なくともそのためには外部からの情報は雑音でしかありません。

目をつぶる、耳栓をする、などの対策はシンプルですが効果があると思います。

個人的には暗い部屋が好きです。

あるいは早朝や深夜など、環境からの情報が少なくなる時間帯にそういう作業をあてがうのも効率的かもしれません。

2、適度なリラックス状態

何かに追い詰められているとアイデアは出ません。

仕事の締め切りでもなんでもそうですが、焦ってしまうと思考レベルが急激に低下してしまうためそのアウトプットの質も著しく低下してしまいます。

また、身体的な緊張や疲れによっても思考が乱れ、集中力が削がれてしまう、というのはあります。私もよく経験しています。

例えば頭が痛いとそれに気持ちを割かれて集中できなくなりますし、腰が痛いと同じ姿勢で考え続けることが出来なくなるので思考が深まりません。

アイデア出しに必要な「無心に思考する」という状況にリラックスは欠かせない要素です。とはいえ何にも追われずリゾート気分だと必要なアウトプットが出来ない可能性もあるので、目的は持って思索にふけることが重要だと思います。

3、デジタルデトックスされた状態

これは意識して取り組みたいところです。

アイデアを出したいなら、スマホは触ってはいけませんし、PCにも触れずに済む状況である方がいいです。

仕事中にアイデア出しとなると、どうしても机に向かってPCを目の前にうんうん考えるという状況をイメージしますが、それは良くないと思います。

目の前に置いていても無駄に触らないようにできるならいいのですが、多くの方はスマホをつい触ってしまうし、ついSNSアプリ起動しちゃうし、BGM探そうと思って気づいたら漫才動画見ちゃって仕事が手につかなくなってるし、、、

やはりおススメは、一定時間スマホを手の届かないところにおいて、PCも閉じる(シャットダウンではない)、あるいはモニターを消す。そして浮かんだことを書き留めるために紙とペンだけは手元に置いておくのがいいと思います。

アイデア出しに適した環境とは

マッサージ

以上を踏まえて、私が経験したアイデア出しに適した環境を紹介します。

  • マッサージ中
  • 一人のお風呂
  • 早朝のデスク

順に説明します。

マッサージ中

私は月に1回ほどのペースでマッサージ屋さんに行くのですが、ここで揉み解されている時間は自動的に上記1~3を満たす環境となります。

何か物思いにふける、考えを深めるには最高の時間帯です。

先日行ったときにも、すぐに取り組むべきアイデアが3つ4つ浮かんで、忘れないようにしなきゃ!とするのに苦労したほど。

デスクで唸っているより数倍効率がいいので、マッサージ代金を経費で落としたいと思っているぐらいです。

難点は先ほども言いましたが浮かんだことをメモできないことと、眠ってしまうとその効果を味わえないこと。マッサージは疲れたときに行きますが、寝ずに耐えられるぐらいの疲労度のうちに行く方がいいと思います。

一人のお風呂

1人でお風呂に入っている時間帯は、いろんなことに集中して取り組める貴重な時間です。

私は一人でのんびりお風呂に入れるのは月に1回あるかないかです(最近は在宅勤務でずっと家にいるのでほぼ必ず子どもたちと入る)が、読書をするにもアイデア出しをするにも適した時間となります。

難点は同じくメモを持ち込めない(無理ではないですが)ことと、のぼせる危険性です。入る前に十分お水を飲むか、持ち込むかしておきましょう。

お風呂にスマホを持ち込んで動画を見る、という過ごし方も最近では多いのかも知れませんが、個人的にはもったいないと思ってしまいます。

折角デジタルと切り離せるのになぜわざわざ持ち込むのか。意識して切り離すように心がける必要があると思います。

早朝のデスク

デスクに向かって考えるのは良くないと思われますが、早寝早起きをした時の早朝(深夜)はあらゆる作業に最適な条件を満たします。

朝3時半~4時に起きて、その後子どもが起きてくる6時前までの約2時間がゴールデンタイムとなります。

眠った後なので身体も頭も元気で、外は暗いため集中しやすい環境です。

私は部屋の電気を点けずにデスクライトだけで作業します。

そしてスマホはお気に入りの作業用BGMにセットします。
(Stardyさんとか、ピアノの癒し系が好き。カフェ系はダメでした。

昼間だとどうしてもYoutubeやTwitterで遊んでしまうのですが、深夜はTLも動かないのでついつい追ってしまうこともありません。

最近はこの時間帯は主にブログに費やしていますが、以前は仕事にも使っていました。どちらの作業にしても他の時間帯と比較して非常に進みがいいという実感があります。

いずれはブログと仕事で費やす時間を半々ぐらいにしたいと思っていて、ブログにかける時間を1時間以内にするための方法を考えているところです。

その他

きっと効果的なんだろうなと思いつつ試せていないのが、深夜あるいは早朝の散歩」「人の少ない静かなカフェ」「瞑想です。

これらは実用面でもブログのネタとしても興味があるのでいずれチャレンジしたいと思います。

アイデア出しに適した環境とその条件まとめ

まとめ

アイデア出しのためには、リラックスして余計なことを考えずに「無心に思考する」状態に如何に持っていくかが鍵となります。

そのための条件としては以下の3点が重要です。

  • 視覚、聴覚が制限されている状態
  • 適度なリラックス状態
  • デジタルデトックスされた状態

そして私は、日常生活において以下のタイミングで上記必要条件を満たすことを確認し、様々な思考や作業時間として重宝しています。

  • マッサージ中
  • 一人のお風呂
  • 早朝のデスク

みなさんもアイデア出しに適した条件を見出し、時間を有効活用してみてください。

私はむしろ日中の勤務時間帯に何をするのが適当なのか、そちらを考えなくてはいけないかもしれません・・・。

参考になれば幸いです。