燃え尽き症候群に陥らない仕事の進め方

  • 大きな仕事を終えた後に毎回燃え尽き症候群に悩む
  • 燃え尽きない方法が知りたい

このような方に向けた記事です。

私自身、大きな商談やプレゼンなどを終えた後は達成感を感じ、その翌日や翌週などは仕事に身が入らないことがよくあります。

少しぐらいなら、「まぁここまで頑張ったしな」と言って済ませることが出来て、多少力が抜けても正当化できるのですが、私の場合その時期がだんだん長くなっていっているような気がしており、これは至急対策が必要だと思うようになりました。

この記事では、私が燃え尽き症候群を防ぐために行った具体的な行動についてまとめています。

燃え尽き症候群を防ぐ仕事の進め方

燃えつき

私が執った燃え尽き症候群対策は以下となります。

  • 会議が終わったその日のうちに会議を設定
  • 会議で出た議論を振り返り、次の課題に向けて話し合う
  • チームメンバーにもフィードバック

ポイントは、「燃え尽きる前に」「周りの人を巻き込んで」「今後の具体的な計画について話す」ことです。

順に説明します。

1、会議が終わったその日のうちに会議を設定

これは事前準備として済ませておきます。

大きな会議(私の場合上層部へのプレゼンを含む大事な会議)の日程を確認し、できれば同じ日のその後の時間帯でチーム担当者が集まるミーティングを設定しておきます。

目的は以下で述べるように今後の方策について話し合うことなのですが、大仕事を終えた感、打ちあがった感をほどほどにして終わらせ、チームや自分を強引に次に向けて走らせることでもあります。

ここはただ単に声掛けをするだけではなく、しっかりと時間を取る必要があると思われます。

2、会議で出た議論を振り返り、次の課題に向けて話し合う

会議での目的は、その場で出た議論をチームで振り返ることとなります。

情報を補足し、理解を揃えた上で次の課題に向けて話し合うことが重要となります。

このステップは遅かれ早かれ行う必要があることですから、熱が冷めやらぬうちに行うことがより効果的です。

早ければ早いほどいいに越したことは無いでしょうから、理想は当日となります。

上司の立場からすれば、プレゼンを担当した部下、発表準備に奔走した部下を労うのもこのタイミングとなります。

結果如何に関わらず、まずは取り組みに対して一言「お疲れさま」と言えるかどうかで切り替えられるかどうかも変わってきます。

会議からの帰り道や、オフィスに戻った段階で立ち話的に声を掛けるのでも、労うという観点ではもちろん十分です。

しかし、せっかく本人も大舞台を終えて高揚感を持っているところなので、プレゼンおよびそれに付随する議論を振り返ってもらうようにしましょう。今後の展望について感じているところを一度言葉にしてもらうのがいいと思います。

それを基にして具体的な計画に落とし込むまでを、発表者およびチームメンバーの熱量があるうちに行う方が議論も前向きに進んでいいと思います。

※熱くなってるうちに言質を取っておく、というニュアンスではありません、念のため

3、チームメンバーにもフィードバック

現場の人たちとも軽く時間を取って、次に向けての話し合いをしましょう。

会議に参加できない人もいると思うのですが、その場合は事前に発表資料を共有しておくなどして、「自分たちの仕事がこのように反映されているのか」ということを感じてもらいましょう。

そしてその流れで、発表を終えた流れで颯爽と?登場し、現場の皆さんに声をかけましょう。

これにより今取り組んでいる仕事により気持ちを込めて取り組んでくれるかもしれませんし、「こういう課題が出たからここを変更したい」などの提案をしやすくなると期待できます。

また、発表をする立場からしても、多くの場合現場は常に次の目的のために動き出していることが多いので、現場のメンバーと具体的な業務予定の話をすることで自分の頭を先のことを考えるモードに切り替えることが出来ます。

まとめ

まとめ

燃え尽き症候群が生じる原因の一つは、「達成感から脱することが出来ない」ことだと思っています。

達成感も多少はいいのですが、そこに浸ることをクセ付けてしまうと脱するために必要なエネルギーがどんどん大きくなるため、通常営業に戻る時間が長くなってしまいます。

ですので、燃え尽き症候群を防ぐポイントは達成感を得て気持ちが静かに乗っているタイミングで今後に向けたアクションを開始することです。

大きな会議などの場でなされた議論は、今後の仕事の進め方に影響する大事なものとなります。そのため、それに対するアクションは可及的速やかに実行すべきであり、そのための作戦会議を待つ理由はありません。

議論に熱が入ってみんなが軽い興奮状態と達成感を得ている中だと将来の話も前向きな議論となる傾向が強いためベストなタイミングだと思われます。

「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、チームと自分を強く推進させるために、燃え尽きる前に次の燃料を投下するイメージでうまくモチベーションをコントロールしていきましょう。

参考になれば幸いです。