せっかく本を読むのだから…

趣味は読書です

本を読むことが好きです。

「趣味は読書」は無趣味の証拠、だと言われたりしたことはあります。

でも私の場合は断固違っていて、囲碁や野球や色々と好きなことがある中で、読書は堂々とそれに並ぶ「好きなこと」です。

若い頃は漫画や小説でしたが、今はすっかりビジネス書や歴史小説、その他医学関連の書籍などを読むことが生活の一部になっています。

時間があれば本屋に立ち寄り、タイトルでビビビッと(古い)来たものを購入したり、Amazonでオススメされる本をそのまま買ってみたり。

本当は雑誌も買いたい。Presidentや不動産賃貸関連の雑誌などは定期購読したいトップ2ですが、今は我慢しています。

妻には嫌がられますが、家の本棚に本が増えていくこと、天井までの本棚を買った本が埋め尽くすこと、そしてその環境で買ってきた本を読むことがなんとも言えない充足感をもたらしてくれています。

理想はメンタリストDaiGoさんのような、本棚で囲まれた部屋です。

自分の読書は身になっていないことに気づく

そんな本好きな私ですが、ある日本棚を整理している時にふと思いました。

「あれ、こんな本あったっけ?」

そこには以前買ったっきり読まれないままの、いわゆる積ん読本と化したビジネス書でした。

私としたことが、本を買ったことで満足し、それを読むのを忘れてしまっていたのです。

積ん読とまではいかないものの、読んだことは覚えているけどその中身が殆ど思い出せない、という本が結構たくさんありました。

そして改めて気づいたのです。

「自分の読書は身になっていない」と。

溢れ出す「もったいない根性」

もったいない

本を読んで新たな知識を得られること。

これまでの自分にない新しい考え方に触れられることも好きですし、それぞれ別の著者が形を変えて同じことを伝えようとしていたりすることに気づくと勝手に鳥肌が立ったりします。

他にも著者の理想や信念が色濃く描かれていて、それにを実現するための戦略と実践、成功と失敗。小説であれビジネス書であれ、読んでてドキドキワクワクするような本は大好きです。

読み終えた後には気持ちが高揚し、視線も上がります。多少の嫌なことなら乗り越えてやるぞ!という前向きな気持ちが芽生えます。

そのような気持ちになれるので、読書は自分にとって重要な活動です。

ただ本を読むことは好きでも、そこで得た知識や自分の中に生まれた変化を活用して何かをしてみようという気持ちになったことは殆どありませんでした。

その結果、月日が流れると読んだ内容を覚えていないという現実。ショックでした。確かにすべて覚えていたはずだとは言わないけれど、もう少し残っていてもいいのではないかと自分に軽く失望してみたり。

これまでに何十冊、何百冊と本を読んできたというのに、そこで一度得た知識や気付きが自分の中に蓄積していないのです。

流石にこれは勿体なすぎる。

読書の仕方を変えてみようと思い立ちました。

本はメモを取りながら読むことに

読書の仕方を変える、といっても実際に何をするのか。

そもそも、一回だけサーっと読んで、その後の振り返りもしないような読み方では記憶が定着するはずがありません。そもそもが無茶な話。

きっちりと記憶に残したいのであれば、それを志向した読み方に変えてみるべきです。

そこで私は、かなりペースは落ちますが、「メモを取りながら本を読む」というのをやってみようかなと思っています。

「アウトプット大全」、「インプット大全」(樺沢紫苑)においては、「アウトプット前提(AZ)」という表現で、アウトプットを意識したインプットが記憶の定着に重要であることが述べられていました。

この本に書かれてあることは自分にとって非常に納得感の高いものであったので、取りあえず自分に合うかどうか試してみたいと思っています。

アウトプット大全
インプット大全