独学による1年半の英語学習の軌跡(TOEIC950、英検1級)

みなさんこんにちは。こてつです。

2年ほど前のあることをきっかけに英語学習の大切さを再認識し、翌年から38歳で改めて取り組んだ英語学習。

いろいろとありましたが、1年半ほど経った2022年9月時点でTOEIC950リスニング満点!)、そして英検1級を取得することができました。

まがりなりにも研究者としてご飯を食べている物として、英語を勉強しなければならないと思ったことは1度や2度や3度や4度ではありません。これまでに何度となく挫折してきた私ですが、今回は英検1級を取得できるまで学習を継続でき、さらにその先を目指す気満々の状態を維持できています。

これまでと今回は何が違ったのか?

これを振り返り、記録に残すことで、似たような理由で伸び悩んでいる、モチベーションが今一つ上がらない誰かの役に立つかもしれないと思い、久しぶりに錆びついたブログを動かすことにしました。

誰にでも当てはまる考え方や学習方法ではないと思いますが(そんなもの存在しない)、似たような環境にある方は少なくないと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

英語学習開始(2021年春)時点の英語力

まず、この1年半でどれぐらい伸びたのか?の目安を示しておきます。

結論から正直に言うと「学習開始時点での英語力はきちんと測定していないので分からない」です・・・。

唯一参考になるかもしれない指標としては、最後に受けたTOEICは2012年で770点でした。その前は2008年で730点。英検は中3の3級を最後に受けていませんでした。センター試験は2002年で180/200点ぐらい。

2013年以降は特にこれといった英語学習には取り組んでいないので、2020年春時点でも750~800点ぐらいと考えて差し支えないと思います。

TOEIC770(LとRは同じぐらい)、英検は準一級には受からないぐらい?が学習スタート時点の英語力かなと。

「英語やらなきゃヤバイ!」と思ってから今まで

一応企業勤めの研究者なので、ごくまれに英語でプレゼンがあったり、海外学会へ参加することなどもありました。プレゼンは英作文+暗記で乗り切って質疑応答はヘルプ頼み、学会は発表はなかったし英会話もあまりしないように過ごしてきました。周りを見渡しても特に英語が上手な先輩もいなくて、自分も英語に関しては何となく使えるけど流暢ではないレベルで終わるのかなと思っていました。

企業とのミーティングは翌年にも開催されましたが、そこでも全くダメ。他部署から参加した同期が流暢に話しているのを見つつ、「このままじゃいけない、恥ずかしい」と思うようになり、人生何度目かの英語学習に取り組む決意をしたのでした。

最初の目標は「スコアはいらない、とにかく話せるように」

会議で機能しない自分の英語を何とかしたくて、何から始めようかを考える日々。そこで出会った1冊の本がで、「細かい文法とかどうでもいいからコミュニケーションが取れるようになりたい」と思い立ち、いわゆる目指せTOEIC〇〇点!とかではない勉強法、とにかく話せるようになるための方法を模索することにしたのでした。

そこからオンライン英会話を始めたり、VERSANTを受験したりして、スピーキング能力の向上を志向したつもりの訓練を続けていました。

TOEICでも高得点が狙えるかも?⇒そんなに甘くない…

VERSANTを受験したときに、「あなたのスコアならほかの試験だとこのぐらいの点数が期待できますよ」という換算表を見ました。その時VERSANTは61点という結構いい点数が取れていたのですが(2021年6月)、その時TOEICだと920点ぐらい行けますよ、という何ともいい感じの点数が出ていたのです。

「TOEIC900点超え=帰国子女レベル」という根拠不明意味不明なTOEICスコアに対する基準を持っていた当時の私は「920点が狙えるなんてすごい!」と舞い上がり、せっかくだからTOEICの勉強頑張ってみるかなと少し軌道修正をしました。

しかし、意気揚々と900点越えを狙って8年ぶりのTOEICを受けた私を待ち受けていたのは「リスニング無理、聴き取れない」「単語分からない」ことによる惨敗。800点は超えていたものの、900超えが狙えるレベルではないことを思い知らされました。

単語力を強化したい!⇒Ankiとの出会い

TOEICの長文に出てくる単語がわからなさ過ぎて(金フレはやってた)話にならなかったので、とにかく単語を鍛えたいと思い「究極の英単語」を購入しました。

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最初は地道に本を読みつつ覚えていたのですが、「Anki」という素晴らしいアプリがあることを知り、さらにAnkiマスターの方々の手ほどき(ブログ)を読んで即導入を決意。英辞郎のCDを買って使用頻度の高い12000語を抽出⇒Ankiにデータを取り込ませて暗記を開始しました。

リスニング対策はひたすらシャドウイング。公式問題集の音源を使いました。

そして2021年10月、12月の試験でともに950点を取ることができました。語彙力大事。

一旦燃え尽き気味に⇒英検1級を受けよう!

2022年になり、TOEICスコアも無事に900点を超えたので少し目標を見失い気味となりました。このままではいけないと思い、TOEIC900点よりも難しいという英検1級を目指すことにしました。

結果は何とか一発合格。語彙力やっぱり大事。

その後の面接も苦労しましたが、比較的取り組みやすいトピックがあったので無事にクリア。見事1級ホルダーになることができました。

今後の目標(2022年9月時点)

1級を取得した後、これ以上の学習をやめる人がいると聞きます。

私はそれはもったいないと思うので、学習は継続したいです。でも上手く目標を立てないと飽きてしまうし、維持すら難しくなってしまう。

維持しようとするから難しくなる、つまりは向上せざるを得ない高い目標を設定すれば、少なくとも低下することはないと考えました。

国連英検特A級

ですので次の目標は、資格としては「国連英検特A級」を目指したいと思います。

とんでもなく大変な試験だろうとは思っているのですが、英検1級とってもかつて理想としていた英語がペラペラな自分には程遠いので、もっと英語力向上させたいなと思います。

そして特A級を目指す上で、このまま試験対策を重ねて合格を目指すのではなく、もっと基礎となる英語力を叩き直したいと思うようになりました。

ネイティブが発する早い英語や雑誌、書籍などに見る生の英語を捉えて理解する能力が足りない気がしているので、そこを鍛えなおしたい。

とにかくimmersionすることを意識して、たくさんの英語に触れて自分の中の英語脳を確立させていきたいなと思います。

おうち英語

英語学習を進めるうちに、子供に英語の楽しさや素晴らしさを伝えたいなと思うようになりました。

パパがずっと英語を勉強していることは知っているので、自然と興味を持ってもいます。

自分なりに工夫して、子供たちの英語力を楽しく伸ばしていきたいなと思いました。目指せの英語のトリプルハンター。

密かな目標は「わが子が小学生のうちに英検3級」「英語教室を事業として始めること」です。

まとめ

各フェーズの細かい勉強法などは追々まとめていこうと思います。誰かの参考になればいいな。

  • 1年半の独学で英語力の向上を達成(TOEIC770⇒950、英検1級、VERSANT61点など)
  • とは言えネイティブが繰り出す「生の英語」には対応しきれないことを悟る。基礎から叩き直すことを決意。
  • 今後は国連英検特A級を目指す(2024年目標)。子供たちの英語力向上も密かな野望

ありがとうございました。