何故他者のためにお金を使うのか

最近クラファンや投資に興味がある。
なんでだろう?
Kotetsu
Kotetsu

先日も関連した記事を投稿しましたが、ここ最近、他者を応援、支援する目的でお金の遣うことに興味が出てきています。

自分自身、その理由がはっきりと分かっていないので、少し深掘りしてみたいと思います。

そこを確認しておくことで、将来訪れるかもしれない「投資してもらいたい時」にお金を使ってもらえる人になれる確率も高くなるかもしれないし。

他者にお金を遣う時に期待すること

狙う

私が他者にお金を遣う際、それがモノやサービスを購入する消費活動ではないにせよ、やはり何らかの見返りを求めています。

そして、まだまだ数万円しか使ったことのない立場でこのような言い方をするのも非常におこがましいですが、私が期待することは主に以下の3つかもしれません。

  • 金銭的な利益
  • 感謝されること
  • 支援が形として残ること

順に説明します。

金銭的な利益、見返り

これはある意味投資活動としては当然のことですし、投資としてまずイメージするところではないでしょうか。

私が余剰資金を遣って株や不動産に手を出す主な理由はここにあります。

自分のお金は預貯金していれば額面が変動することはまずありませんが、何もせず眠っていることと同義。インフレが起こり物価が上がれば相対的に眠っているお金の価値は低下してしまいます。

お金に働いてもらおう、というやつです。

この場合、目的はお金なので私はその投資先に感情移入することは殆どありません。

例えば私はタバコは吸わないしマンションを買いたいとも思えませんが、割安だと判断すればJT(日本たばこ)やタカラレーベンの株を買います。

自分は格安スマホを使っていますがKDDIやNTTドコモ株も持っています。そして家族以外の周りの人たちがキャリアスマホ持っていることを喜びます。

以前は「応援したい企業の株を買う」という点も考慮していましたが、最近は「余程悪いことしてるなと感じない限りは利益優先」という考え方になりました。

ビジネスに関する目利きができるわけではないので、個人のビジネスに投資する、というような使い方はせず、信頼できる市場での取引や無理のない範囲での不動産投資のみ検討しています(私の中ではFXはギャンブル、ゲーム扱いです)。

感謝されること

押しつけがましい表現になってしまい恐縮ですが、シンプルに他者を応援したり、他者に尽くして「ありがとう」と思ってもらえることが嬉しくてお金を遣うことがあります。

数年前、学生時代の友人が旅行に行くとのことで私に声を掛けてくれたことがありました。友人たちとその家族も含めて、20人ぐらいの大規模なものだったようです。

私はその旅行には参加できなかったのですが、せっかく誘ってくれたし少しでも旅行に参加した気になりたい、ということでビールとジュースの詰め合わせパック5000円相当分ぐらいを宿泊施設に送りました。

それなりに喜んでもらえたようで、送ったものを囲んで撮った集合写真と旅行先で買ったお土産を送ってくれるなどのリアクションがありました。

これは金銭的な見返りではなく、ましてやお土産が欲しかったわけでもなく、「喜んでもらえた」ことが伺える反応が何より嬉しかったです。

自分としてはあくまで自分がやりたくて勝手にやっていることなので、見返りは何ら必要ないと思っていました。

それでもやっぱり反応があると「送ってよかったな」という気持ちがより強くなります。

あるいは、先日の熊本県の災害に対する寄付などはごく少額ですし、こちらは特に「ありがとう」さえ必要ないと思っています。

ありがとう、と言われたらそれだけでこちらがプラス。

このあたりはやはり金額と相手とのバランスなのかなと思います。1万円の寄付を募っておいて無反応、だとさすがに釣り合わないよな、と感じると思いますし。

しかし一方で「この人は育てたい、応援したい」と思うような相手であれば1万円でも安いもの。感謝も別にいらない、と思う場合もあります。

先日支援させていただいた生物研究に関するクラウドファンディングはその額が3万円でしたが、これはプロジェクトオーナーに対する私の評価もあって、これぐらいなら是非、と思わせてくれるものでした。

支援が形として残ること

自分が費やしたものが、それがお金であれ時間であれ、何か形となって残ること、かつそれが誰かの役に立つかもしれない状態であること、は私にとってとても意味のあることで、充足感を得ます。

例えば私は、自分の趣味に関する普及活動を勝手に始めていて、少しずつお金を遣い始めています。まだ数千円レベルですが、何年かけても最終的には数百倍の規模にまで持っていくつもりです。

これは「とある物を買って配る」というスタイルの活動なので、その買ったものが長く残ることになります。物が残るのは普及という点では重要で、それによって得られる達成感が自分の中のモチベーションにもなります。

まとめ:基本的にはどこかでリターンを求めている

まとめ

リターンが金銭的なものなのか、あるいは相手からの感謝なのか、はたまた自己満足なのか。

形は様々ですが、やはり他者にお金をつかうことで、何かしらのリターンを求めている自分がいました。

いざ私が投資される側になった場合には、相手にそれを満足させられるように、また予想されるリターンよりも多くのリターンを返せるように、という点を工夫していきたいなと思いました。

参考になれば幸いです。