子どもの好奇心を刺激する遊びとは

子どもたちと過ごす週末。

何をして過ごそうかな?と悩むこともあるかもしれません。

子どもが望むからと、いつも同じショッピングモールにお出かけして、DVDを見て、、、という過ごし方だとマンネリ化しますし、大人も飽きてしまいます。

今回は、「子どもの興味を察知して、それを広げる遊びを提案する」ということを試してみました。事実、こどもの反応も良く、親としても子供をよく観察するきっかけになるので親子ともどもメリットがあるかも知れません。

子どもの興味に応じた遊びを提案する方法

子どもを観察して遊びを提案する、とはどういうことか。

それは、普段の遊びや活動の中で子供の様子を観察し、「こどもが楽しそうにやっていること」や、「頑張って取り組んでいること」などについて、その興味や理解が深まるような遊びを提案するというものです。

以下に、私が行った提案を具体例として書きます。

  • レモンを切る
  • セミの幼虫を探す
  • パンを一緒に作る

順に説明します。

レモンを切る

これは、「こどもちゃれんじ」の問題にあった、レモンの切り口に関する問題から発展しました。

レモンを色々な方向で切ったときの切り口はどんな模様になるか?という選択問題があったのですが、いまいち想像が出来ていない感じだったので「今からレモン買ってきて包丁で切ろうか?」と提案してみました。

「え?今から行くの?行きたい!」と乗ってくれたので、ワークは中断して近所のスーパーまでお買い物。買ってきたレモンに問題と同じように線を描いてもらい、その線に沿って包丁で切ってみる、ということをしました。

「せーの、じゃーーん!!」とか言って盛り上げてみると、「おおー!」となかなか良好な反応が得られました。

セミの幼虫を探す

レモンを買いに外に出たときのこと。

途中で「公園に行ってセミとセミの幼虫を探したい」と言ったので、少し寄り道してしばらく蝉取りをしていました。

虫取り網はなくても、届く範囲であれば手で捕まえることが出来るので二人で夢中になってセミを探していると、成虫と同じぐらい抜け殻が気の葉っぱや幹に残っていました。

子どもも「あ、またセミの抜け殻がある!」と気になっている様子だったので、「セミが抜け殻から出てくるところ見たい?(日本が変なことは分かって使っています)」と聞いてみると、よくわかっていない感じの反応。

どうやら、「セミ」と「セミの抜け殻」というそれぞれのワードは物と結びついているのですが、お互いの関係、つまり「セミの幼虫が脱皮して成虫になる」ということは知らなかったようでした。

私も脱皮は見たことがなかったので調べてみると、どうやら夕方ごろに地上に姿を現す幼虫を捕まえることが出来れば、それを持って帰って脱皮の様子を観察することが出来るかもしれないとのこと。

早速明日探しに行くことにします。見つかるといいな。

パンを一緒に作る

アンパンマンの中で、ジャムおじさんが「おいしくなあれ」と言いながらパン生地を捏ねているのを何度か見ていて楽しそう!と思っていたウチの子どもたち。

私が手ごねパンを焼くのが好きなこともあり、パン作りを一緒にすることでジャムおじさんごっこ?ができました。

子どもたちは自分で捏ねて成形もした(発酵させたらどえらいことになった)パンを食べて楽しそうでした。

興味に触れた提案をした時の目の輝きが堪らない

パン作り

親として、子どもが楽しく遊んでくれることは何物にも代えがたい喜びです。

子どもには外の世界のあらゆる現象に興味を持ってほしいし、その好奇心を満たすサポートができる親でありたいと思っています。

子どもの反応から「今このことについて興味を持ってる?」と察知して、それに合致した遊びや活動の提案が出来るととても嬉しそうな顔で「うん!!!」と目を輝かせるのですが、それを見る瞬間が親として非常に幸せを感じる時でもあります。

親としても、子どもをよく観察するきっかけとなるので、「何に興味を持っているのかな?」「今何を考えているのかな?」という目線で子供と触れ合うことをおススメしたいです。

参考になれば幸いです。