父親として子育ての際に困った3つのこと

自分で言うのもなんですが、私は結構子育てに積極的にかかわっている父親だと思っています。それはよくある「朝子どもたちを保育園に送り届ける」や「夜風呂に入れて寝かしつけるのが自分の担当、そのために早く帰るようにしている」といったレベルのものではありません。

言い方が悪いかもしれませんが、それはあくまで「手伝っている」レベル。

私は妻の教育のおかげもありますが、おおよそ完全に子育てに関する分担を半々にしています。

例えば、朝シフトは「朝子どもたちに朝食を与え、保育園に送り届ける」ことの担当。その場合、夜は遅くなってもいい(よくある父親の担当かも。それでも朝食を作るところから分担している夫婦は少ないと思います)。

そして対するは夜シフト。これは「夕方お迎えに行き、夕食を与え、お風呂に入れて、寝かしつける」までの担当です。その場合、朝は家のことを何もせず仕事に行ってもいい。

この朝シフトと夜シフトを、私と妻でほぼ完全に半々にします。私も夜シフトのために少なくとも週に2日は16時過ぎに退勤し、お迎えに急ぎます。

平日、休日関係なく、子供のことと家のことはなるべく平等に負担する、というのが私たち夫婦の共通認識なので、このやり方で結構うまくいっています。

去年は子供二人の保護者面談(平日昼間)に私が行きましたし、妻が海外出張で1週間不在の際には、実家に頼らずにワンオペで乗り切りました。

父親として遭遇する「3つの困った場面」とは?

上記のように結構しっかり子育てをやっているつもりの自分ですが、困った場面に遭遇する場合があります。それは以下の3つです。

  1. 授乳スペース
  2. トイレ
  3. ママ友

順に説明していきます。

1、授乳スペース

これは子供たちを施設のキッズスペースで遊ばせている時に遭遇しました。

そのエリアですが、すぐ近くに授乳スペースがあったのですが、どうにもキッズスペースとの仕切りが微妙なんですね。隠してはいるのですが、覗こうとすれば結構奥まで見れてしまうような構造と位置関係でした。

そしてそちらを利用するお母さん方はいるのですが、その際にすぐそばのキッズスペースで子供たち(妻はその時いなかった)を遊ばせているおっさん(私)の存在に気づくわけです。

これは想像ですが「え、この角度であそこに男がいる」と思われていたらいやだなぁと思ったことが何度かありました。必要以上に視線を気にしてしまう。

子どもたちがその当時そこのキッズスペースを気に入っていたので、余計に困っていました。

2、子どもが使える個室が女子トイレにしか併設されていない

これは敢えて場所を言いますが、横浜赤レンガ倉庫で遭遇した困った場面でした。

子どもたちを連れて赤レンガに来ていた時のことですが、トイレに行きたいというので探して歩いていました。

館内図を頼りにトイレにたどり着いたのはいいものの、男子トイレは大人用の狭い個室しかありませんでした。赤ちゃんを座らせておくホルダーのようなものは壁についていましたが、少なくとも幼児がトイレをする想定の構造にはなっていませんでした。

こういうところでは、男子トイレと女子トイレの間、あるいは両方に多目的個室があり、車いすや子供のトイレはその中で済ませることが出来るようになっています。

しかし、私が訪れたそのトイレは、子どもが使える個室が女子トイレの中にしかありませんでした・・・。

やむを得ず、非常に狭い男子トイレの個室で体を押さえてトイレを済ませました。娘もなれないトイレで大変そうでした。

子どもをトイレに連れていくのは母親の仕事だったんだな、という歴史を思い知らされる出来事でした。

3、親同士のコミュニケーション

これは父親だから、というより私の個人的な能力不足によるところが大きいかもしれません。

例えば、保育園にお迎えに行ったとき、お迎えのタイミングが被るクラスの子のお母さんとのコミュニケーション。

あるいは、ご近所に住む同世代の子どものお母さんとのコミュニケーション。

これがお世辞にも上手くありません。

子どもたち同士はそんなこと気にせず楽しく遊んでいます。もちろんそれが一番であり、そこにさえ影響がなければ、私がコミュニケーション上手である必要はないと言い聞かせています。親同士が仲がいいことありきで子供たちの交友関係を縛りたくはありません。

『挨拶は笑顔でしよう』ということだけをかろうじて意識しているような感じです。これに関しては精進したいです。

おまけ、すぐ褒めてくれる親戚とそれに対して不機嫌になる妻

私ぐらい子供の面倒を見たり家のことをしている父親は、私たちの親世代にはほぼいなかったのではないかと想像できます。その父親像があるので、私は親戚、特に妻側の親戚にめちゃくちゃ褒められます。

それだけならいいのですが、絶対に妻に向かって「アンタはよかったね、こんな旦那大事にせなあかんよ」的なことを言われています。

そしてこの流れになると、毎度妻の機嫌が悪くなります。

「もうわかった、その話はうんざりだ」

「本当は私のパフォーマンスに不満もある、ただ子育てをしているだけで無条件に褒められるのは納得がいかない」

「私たちの状況に合わせてフェアーな家事育児の分担をしている、夫が過剰に手伝っているような認識は時代錯誤」

妻の心のうちは分かりませんが、「大事にせなあかんよ」の件ではきっと価値観の違いを押し付けられているように感じるのかも知れません。

このような流れになるので、私としても放っておいてほしいのが正直なところですが、褒めてくれるなとも言えずに少し困ります。

「これぐらい今は当然ですよ」「妻も働いているので、家事の負担は同じぐらいです」

どう言えばいいのか、これに対する解を見いだせてはいません。

まとめ

父親が子育てに関わる機会も増えてきました。

女性の社会進出と表裏一体で「男性の子育て界進出」も進められていくことになるはずなので、こちら側の視点を常に持って、これからも気づきを発信していければと思っています。