子どもが怖がる原因を解きほぐす

自転車の練習を嫌がる4歳娘

少し前から、子ども(4歳娘)が自転車の練習を始めています。

ピンクと紫の可愛い自転車を買い、最初は本人もウキウキで練習が始まったのですが、いざ乗ろうとすると想像以上に難しかったらしく、すぐに怖がり、泣きごとを言いだしました。

「怖い!」「重い!」「イヤだー!」と、家の前の道路で叫び続ける娘。親としても多少ばつが悪くなり、あまり長時間練習させることが出来ていません。

別の日には、公園なら思いっきり練習できるのではないか?と思ったため公園に自転車を持って散歩に出かけたのですが、結局あまり自転車に乗ろうとせず。普通に砂遊びに没頭してしまいました。

今日も外に出て練習しようと声を掛け、いざ跨るまでは良かったのですが、、、その後「やっぱりイヤだ!怖いー!」と拒否してしまい、練習自体は10分ほどで終了。

その後私が娘の自転車に乗って「こんな風にするんだよ」という感じを見せるだけにとどまりました。

嫌がる娘を無理やり引きずり回してまで4歳で乗れるようにしたいとは思わないのですが、せっかく取り組むのであれば上手く乗れるように導いてあげたいなと思っています。

怖がる原因は何なのか?

子ども

私は当然、「自転車には最初から簡単に乗れるものではない」という考えを持っています。

最初は上手く乗れないけれど、練習を重ねて、それこそ転んだりと言った痛い思いもしながら少しずつ上達して、やがては乗れるようになる、という試行錯誤や努力の上で達成できるものだという認識です。

なので、最初が一番うまく乗れないから一番嫌、と言う状況は当たり前だと思っていて、それは頑張って乗り越えて欲しいと思っていました。

声掛けも「そうだよね、最初は難しいんだよね」「パパも最初は全然できなかったよ、でも練習してちょっとずつできるようになっていったよ」と言った感じに。

それだけじゃだめだと思ったので、さらに「乗れるようになったらこんなにいいことがあるよ」とか「パパは○○ちゃんと自転車でおでかけできるようになったら嬉しいな」などのモチベーションを高めることを期待した声掛けも加えました。

しかし、その話自体はちょっと楽しそうに聞いてくれるものの、いざ練習しようとすると気乗りしないようでした。

やる気とは違うところで難しさを感じてしまっているようです。

「やる気はあるし気持ちは前向きなんだけど、いざやろうとすると目の前の困難さ故にその気持ちが長続きしない」、ということは大人の世界でもよくあるような気がします。

私は英語を話せるようになりたいと思ってから20年近く、その気持ちに応えられずにいます。気持ちはあるし、何を頑張れがいいかも調べたからある程度分かっているけどそこから気持ちが続かない。

私の英語学習と娘の自転車が同じ状況かは分かりませんが、そのような困難にぶつかった時には「大丈夫、できるよ」というポジティブな声掛けとともに、「やった!できたね!」という小さな成功体験を得ることが重要ではないかと思いました。

成功体験のためには、「自転車に乗る」という動作を分解して、一つ一つのハードルを低くする必要があります。

冷静に考えたら自転車って結構ムズイぞ

自転車

自転車に乗る、と言う動作は以下の3つに分解できます。

  1. ペダルをこぐ
  2. 倒れないようにバランスをとる
  3. ハンドル操作

改めて考えると、娘はこれまでの人生において、自転車を乗るのに必要な以下の動作を一度も経験していません。

これら未経験な動きを全てクリアしないと「自転車に乗れる」という成功体験ができない訳ですから、それは確かに大変です。特に①と③の両立は難しい。

色んな事が難しくて、とにかく上手くできない。だからイヤ。

それは当然のことでした。やる気とかの問題ではない気がします。

とにかくスパルタで後ろを持ってペダルをこがせて、全ての動作を一度に身につけさせる方法も考えましたが、それよりもこれらの動作は分けて練習するのが効率的で早そうだな、という結論に達しました。

次回からはペダルを外す or 弟のストライダー

次回

とりあえずペダルをこぐという動作は一度切り離すことにします。

地面を蹴って、すーっと乗る。

この感覚を覚えてもらう過程でハンドル操作とバランスを取ることを覚えてもらおうかなと。

足がペタっとつくところまで自転車のサドルを下げようと思いますが、それでもまだ高い場合、自転車の購入に伴って弟に譲ったストライダーを使ってスーッとのる感覚を練習しようと思います。

次の練習は来週末かな。上手くいくといいなと思います。