戸建てリフォームの相見積もり②_1号戸建て

前回の記事で、購入前に戸建て物件のリフォーム費用を見積もってもらおうと業者さん探しをしたことについて書きました。

実際に3社を呼んで、現地を見てもらった時のやり取りやその後の業者選びの判断材料について記録しておこうと思います。

もしこれから物件のリフォームを業者にお願いすることを考えている方などがいたら、自分ならどう準備するか、どう進めていくかということを考えながら読んでもらえればと思います。

戸建てリフォーム対象物件のスペック

見積もりをお願いする物件のスペックは以下です。

  • 築32年、80㎡の3DK
  • トイレ和式
  • 1階は客間(和室6畳)と奥にDK(10畳、流し台とガスコンロ)
  • 1階に洗面脱衣所と浴室(タイル貼り、追い炊きなし)
  • 2階に居室(和室6畳)と主寝室(12畳、フローリング)

修繕は以下のようにする予定でした。※部品は可能な限り施主支給で。

  • 1階和室はCFに。障子、襖張り替え。砂壁⇒クロス
  • 和式トイレは洋式化。
  • 1階DKは床CF貼り換え。クロス貼り換え。流し台と水栓交換
  • 脱衣所CF、クロス貼り換え。シャンドレ新調。水栓交換。
  • 2階和室は表替え。クロス貼り換え。主寝室クロス貼り換え。

施主支給は、リフォームのコストダウンに必須です。

リフォーム相見積もり_当日の流れ

現地に来た3社の特徴

リフォーム

実際に話を聞いてくれて、現地調査に来てくれることになった3社の特徴を簡単に。

  1. A社…カタカナの名前。自分の見立てがどんなもんか調べるために呼びました。事務なのか設計士なのか?という女性と作業着のおっちゃんの二人で来ました。
  2. B社…苗字+工務店。水周りが多いけど全般的にやらせてもらってますとのこと。作業着の兄ちゃん一人で着ました。
  3. C社…苗字+工務店。当日現場で水道専門だと言われました。作業着のおっちゃん二人で来ました。

それぞれ違った雰囲気の方が現地に来て面白かったです。

A社は仕事の話は女性が、そして男性の方は黙々と採寸をしていくイメージでした。事務仕事をする社員さんがそれなりにいる、ある程度規模の大きな会社なのかなと想像しました。

B社は恐らく家族系。現地に来た男性の方はおそらく僕と同世代で、名前が会社と同じだったので二代目。明るくていい意味で力が抜けた、ノリのいい体育会系な感じを覚えました。

C社は50代ぐらいかな?の男性二人組。二人とも作業着来てたけど同じ階級なのかしら?

現地調査時の雰囲気

流れとしてはいたってシンプルでした。

まずは来ていただいた方と挨拶をして名刺交換をしました。この時に簡単に今回の経緯を改めて説明しておきました。内容は電話で話したものと同じですが、電話を受けた方からどのように伝わっているかわからなかったので。

あとは会話がはずめばちょっと雑談してみたり。

室内に入ります(雑談しながら入ってたかも)。話の流れ的に、物件のスペックなんかを紹介していたかもしれません。

そしてそれぞれの部屋を案内しながら、ここはこうしたいんですよねー、と修繕内容についてざっと説明。一通り説明を聞いた職人さんの方で改めて各部屋を見ながら、必要に応じて採寸をしていかれました。

各社ともスムーズに作業に入っていただき、1社あたり1時間で想定していましたが、3社とも3~40分ぐらいで終えて帰っていきました。

内見中の各社の様子を簡単にまとめると以下のような感じです。

A社:女性の方が僕たちとひたすら雑談。その間に男性の方がひたすら採寸。

B社:一人で来たので、話をしながら各部屋をざっくり採寸。確か20分ぐらいで終了。

C社:作業着の方二人で来たのですが、一人は指示を出してもう一人がひたすら動いていました。あまり僕たちとの会話はなかったかな。

リフォームの相見積もり結果

リフォーム

結果として、B社にお願いすることになりました。

見積もりの価格が一番安かったというのもありますが、現地に来てくれた二代目が感じがよく、仕事を依頼したい、一緒に仕事をしたいと一番感じたのはB者でした。

他の2社ですが、A社は見積もりがB車より20万ぐらい高かったと記憶しています。現地に来た2人の感じは良かったのですが残念でした。

そしてC社の見積もりは入手できませんでした。この現地調査の直後ぐらいの大寒波によって水道管凍結が多発して急を要する依頼が急増。見積もりを出すのが遅くなるということを聞いていたのですが、その後連絡が来ることはなかったという感じです。

本当に忙しすぎて対応できなかったという可能性と、まぁ水道しか対応できないから相見積もりの時点で選ばれないだろうと思い見積もりを出さなかったか。

あるいは、先方はプロなので当日は態度に出しませんでしたが、現地での僕の振る舞いなどの何かが依頼主としてダメで、彼らの足切りを食らった可能性も否定できないなと。

真実を確認する術はありませんが、ただそこまで知りたいかと言われるとそうでもないかな、という感じです。実際に2社は見積もりをくれたわけですし。

きっとシンプルに面倒くさかったとか、本当に寒波の対応が忙しくてそれどころじゃなかったとかのような気がします。

戸建てリフォームの相見積もりまとめ

まとめ

今回は3社に来てもらいましたが、各社丁寧な仕事をしていただき感謝しています。以下に、次回以降に向けた学びを記録しておきます。

  1. たぶん3社ぐらいがベスト。これ以上増やしても多分しんどい。
  2. 「カタカナ名業者は外すべき」という予想は否定されなかった。
  3. 事前に「内装」「水周り」など修繕の内容を簡単に伝えておき、対応可能か確認する。
  4. 間取り図ぐらいは準備しておくべきでした。
  5. それぞれの部屋を使って、「相見積もり用の修繕内容」を準備しておくべきでした。

3はC社についての反省です。水回り専門だとわかっていれば現地調査を依頼しなかったように思いますので、最初から修繕内容に見合った業者を呼ぶべきですし。

5の「相見積もり用の修繕内容」は割と最近思いついたのですが、結構いいアイデアな気がするので今後利用しようと思っています。

そもそも相見積もりの目的は各工程のコストを知ることです。

ですので、各部屋に対して本当に希望する修繕内容をぶつけるよりは、「こっちの和室は表替えで、こっちはCF化」「こっちの砂壁は塗装で、こっちはクロス貼り」など、実際にコストを知りたい内容をまんべんなく含めた依頼を準備しておけば効率が良かったかなと。

業者が決定したら改めて詳細な打ち合わせなど必要になるので、その際に希望の間取りを伝えればいいのではないかと。

もちろん各部屋の状況によって余計に工賃がかかりコストが上がってしまう可能性は考慮しておかなければいけませんが、何もない状況から新たに依頼を掛けるよりはお互いに安心だと思います。

今後不動産投資を始めたい、リフォームをどう進めていいか悩んでいる、という方の参考になれば幸いです。