1号戸建ての入居希望者

募集中の物件に申し込みが入るとやっぱり嬉しいですよね。

DIYされた方や、取得やリフォームに時間のかかった物件の場合は特に「これまでの苦労が報われた~!」という思いが強くなるのではないでしょうか。加えてそれが1号物件だったりすると、喜びもさらに倍増です。

逆に募集をかけたにもかかわらず全く反応がないと、自分の存在を否定されたかのような気持ちになります。

前回の記事で、僕の1号物件にもウチコミを通じて申し込みが入ったことをお伝えしました。本来はこの後審査~契約~入居、と数行で話は終わるはずなのですが、事はそう単純ではありませんでした。

入居希望者の申し込みと不審な点

今思えば、、、

申し込みが早すぎた

ウチコミから申し込みをもらった入居者候補さん。

独身だけど、お母さまと一緒に住むつもりだそうで、戸建ての物件を探していたとか。なんと心優しいのでしょう。

すっかり感動して、応援してあげる気モリモリになっていました。

「ご年配の方が住むなら階段のところに手すりつけなきゃな。」

「玄関先の照明明るさ十分あるかな。大丈夫だったかな。」

「和室残しといてよかったな。」

などなど色々と思いを巡らせていました。

ところが、入居申し込みに至るやり取りで1つ不思議な点がありました。

それは「内見前に入居の意思を示してきたこと」です。

内見前に申し込む理由

普通に考えて、内見せずに入居希望を出してくる人は訳アリです。

前の家を追い出されそう(あるいは追い出された)だから時間に余裕がないというのが王道パターン。

当時の僕でも、さすがに内見なしで申し込みがあれば怪しんだでしょう。しかし実際は、「内見はするけど、よほどのことがない限り入居するので先に申し込みさせて下さい」と、内見なし申し込みとは少し異なる状況でした。

「他の人に取られるとイヤだから申し込んでおきたい」とのこと。

今ではそんなことで物件の取り置きはしませんし、初期費用の入金が確認できるまで募集は止めませんが、当時の僕は「まあいいか」とその時点で彼の希望を聞いて募集を止めてしまっていました。

今考えるととんでもないことですね・・・。

そして家賃保証会社の審査へ

審査

やっぱり通らない審査

ともあれ、一応内見を済ませた後で正式な申し込み書をいただき、例に倣って家賃保証会社の審査を行うことになりました。

そこで問題が。

案の定?審査に通らなかったのです・・・!

1社で駄目でも他の会社なら大丈夫な可能性があるとのことなので、エージェントさん(ウチコミを通した契約なので、地域の不動産屋さんが動いてくれる)と連絡を取り、4社ぐらいをあたってもらったのですが全滅。

合計5社に断られてしまいました。

普通の派遣会社の社員さんならここまでにはならないはず。絶対に何かある。

そう思い、エージェントさんに本人への事情聴取をお願いしました。

ブラックな入居希望者

結果は、いわゆる信用ブラックでした。

カードローンなどで多重債務となり、現在債務整理のための手続きを行っているとのこと。

保証会社は信用ブラックの人を保証しません、当然ながら。

断るのは簡単だけど

普通ならこの時点で入居お断りです。普通なら。

みなさんならどうするでしますか?もちろん断りますか?

仮に受け入れるとしたら、どのような条件をつけるでしょうか?

そして僕はどうしたでしょうか?

次回、このやり取りの続きおよび僕の決断について報告したいと思います!