円形脱毛症になってしまったので病院に通いたい。でも何科に行けばいいの?
このような疑問に答えます。
結論:円形脱毛症の治療は皮膚科に行ってください
日本皮膚科学会という、皮膚に関する疾患などの研究に携わる医師(医学研究者)達が集まって、「円形脱毛症診療ガイドライン」というものを編纂しています。つまり円形脱毛症は皮膚科医の担当分野ということになります。
円形脱毛症の病院選びのポイント
円形脱毛症の治療に通う病院を選ぶ際のポイントは1点だけです。
それは「円形脱毛症」を診療することを明記しているかどうか、のみ。
ホームページや外の看板で、皮膚疾患の中で診療対象とするものについて対象となる疾患をきちんと確認するようにして下さい。
皮膚科というのはとてもカバーする範囲が広い診療科です。
アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、皮膚悪性腫瘍、接触性皮膚炎、脱毛症、など一口に皮膚科といっても全く異なる多くの疾患があります。
例えば同じ脱毛症でも、自己免疫反応が原因の一つと考えられている円形脱毛症と、遺伝やホルモンが原因とされる男性型脱毛症、いわゆるAGAでは治療の際のアプローチが全く異なります。
殆どの先生方は、それぞれが専門とする疾患や治療法などについて日夜研究されています。どのような基準で、診療の対象疾患として円形脱毛症を掲げるのかは個々のドクターによるでしょうが、ある程度の経験、そして自信がないと「看板に偽りあり」となってしまいます。
せっかくですから、適当に近くの皮膚科に行くのではなく、円形脱毛症の診療実績の豊富な医院を訪ねてみてはいかがでしょうか。