円形脱毛症の原因は?僕の円形脱毛症奮闘記①

 僕はここ数年の間で髪の毛や眉毛など、あらゆる部位の体毛が抜けてしまいました。今では頭髪9割、眉毛睫毛10割、鼻毛10割、腕など体毛も7割ぐらいは抜けています。見た目に対するインパクトは途轍もないものがありますが、体調はいたって普通。診断としては「汎発型円形脱毛症」。平たく言うと「10円ハゲの最終形態」です。

円形脱毛症とはどんな病気?

 文字通り、頭髪が円形や楕円形に抜ける病気です。円形の脱毛部位がどのようなパターンで存在するかによって、「〇〇型円形脱毛症」と呼ばれるようになります。ハゲが1つなら「単発型」、頭全体に広がれば「全頭型」等。そして僕は更に酷くて頭以外の体毛も抜けているので、「汎発型」と分類されます。

円形脱毛症はストレスが原因?治療法は?

 円形脱毛症はストレスによるもの、という風に捉えられがちですが、特にストレスとの因果関係は示されていないようです。現象として確からしいことは、「自己免疫反応」、つまり身体にある免疫細胞が、自分の一部であるはずの毛母細胞を攻撃してしまうことで脱毛の原因となっているそうです。ただその自己への攻撃を引き起こす原因は明らかになっていません。

 治療法はそのステージによって様々あります。後日改めてまとめたいとは思いますが、ステロイドを使うものだったり、液体窒素を使ったり、レーザーを当てたり。治療開始は早い方が選択肢が広がります。僕は割と進行した状態(ハゲが5個ぐらいできてから)で通院を始めたので、2種類しか選択肢はありませんでした。

 ※とはいえ、「2種類しかありません」と医師に言われたわけではありません。見てもらった先生にそれぞれ「今の状態ならこの治療で」と言われた×2です。治療法も常に進化している(はず)ので、みなさんもあきらめずに治療法を探してもらえればと思います。

SADBEとエキシマレーザー

 僕は断続的に2年ほど治療をしました。最初にSADBE(スクアレン酸ジブチルエステル)という物質を頭皮に塗布して、痒みを引き起こします。この痒みに反応して身体の中で起こる抗炎症反応によって、毛根で活動している免疫細胞のはたらきを抑えて発毛効果を発揮するそうです。

 僕が受けたもう1つの治療がエキシマライトと呼ばれるもので、これは頭皮に紫外線を照射して発毛促す治療法です。紫外線にもいくつか種類があるそうなのですが、僕は特に選ぶことなくこの照射治療を受けました。

 次回から僕が受けた2種類の治療に関する感想やレビューを投稿していきます。そして今はどうしているかなども合わせてお伝えできればと思います。