タイトルにある通り、FXで大敗しました。
今日だけで10万円以上、二日で13万円ほど負けてしまいました。
額面だけみてどう受け取るかは人によると思いますが、私にとってその額はFX口座の運用残高の15%ほどに該当します。痛い・・・。
含みではなく、確定損益として今月はマイナスに。
先月のプラスも吹っ飛ぶぐらいの負けっぷりです・・・涙
FXは(きちんとやれば違うのかも知れませんが)ある程度ギャンブルだと思っているので、結果に関しては仕方がありません。
ゲームとして取り組んでいるつもりでしたが、自分が思っている以上に負けに対して凹んでいること、そして冷静さを欠いていることに気づき驚いています。
この感情は無視できないなと思いましたし、今の気持ちのまま続けていたら近いうちに強制退場となってしまうと危機感を抱くことが出来ました。
この状況(負けが込んでいるけどふと冷静になった今)で、自分の行動と思考パターンについて振り返りたいと思います。
何にショックを受けているか?
ショックを受けている原因は、大きく以下の2点です。
- 負けたことそのもの(知識不足)
- 資金管理がなっていない
それぞれ分けて振り返ります。
自分の知識不足に嫌気がさした
まず、「自分は何に対してショックを受けているのか」を冷静に考えました。
もちろん「負けたこと」そのものもショックです。
自分の見立てが外れたことも嫌ですし、「下がると思うんだけど、ここを見ると上がりそうでもあるんだよな」とか迷った挙句、思惑と逆に動くと「あーそっちかー!!!」と、一度その可能性も検討していただけにショックは大きくなります。
これについてはシンプルに、「もっと勉強しよう」という気持ちでいます。
やはりまだまだ奥が深い。
資金管理ができていない
どうやら自分は「負けたこと」そのものと比較して「負けて〇〇万円を失ったこと」により大きくショックを受けていそうだということが分かりました。
これに関しては対策の立てようがあります。
単純な話、「失って嫌な額を取引するな」という資金管理初級編の内容です。
損切りラインを決める時に、「pips×Lot数」で凡その損失額は計算できます。
しかし、驚くべきことに私はこれまでそこをあまり深く考えずにトレードをしていました。正確にいうと「この辺りはトレード経験を積みながら追々勉強しよう」と思ってそのまま数ヶ月放置していた内容になります。
経験者の方からするとあり得ないことかと思いますが、各通貨ペアの表示にあるどの桁が1pipなのか、今の今までよく分からずにトレードをしていました(今日覚えたよ!)。
損失額の計算ができないので、「何ロット張るか?」という資金管理において最も重要なこの部分を、完全にその時の気分で決めていたのです。
建玉は初期だとなんか怖いから1ロット、最近だと「ええい、いったれー!」特に根拠もなく5~10ロット張っていました。
なのでチャートが動く時に膨らむ評価損失額を見て毎回ドキドキしていましたし、あるいはOCO注文を入れる時に「あ、損切りラインまでくるとこんなに失うのか、、、」と理解していた状況。
予想と一桁違うこともざらにありました。
それで負けて凹んでたら世話ないわ。。。
今後は、1度のトレードで失っていい額を「残高の2%まで」と決めて、キチンとルールに従ったトレードを進めていきたいと思います。
資金管理は負けたときに痛手を負わないためのいわば「受け身」。
チャート分析の手法を同じ柔道で喩えると「投げ技」。そうなるとやはり多くの方にとって早く習得したいのは「投げ技」であり、たくさん練習したいのは「投げ技」でしょう。
ですが実戦に出るなら「受け身」も非常に重要。
受け身が甘いとマジで重傷を負います。一発退場もあり得る。
これからはちゃんとしよう。
トレードに際しての心構えを振り返る
自分が実際にエントリーする際の心境や心構えについても反省すべき点があったなと思っています。
特に思い当たる点については以下になります。
- 焦って飛び乗らない
- 「損失を取り返そう」と思ってエントリーしない
- 気持ちが落ち着かないときにエントリーしない
自戒を込めて文字起こししておきます。
焦って飛び乗らない
自分の予測した方向にチャートが動き出すと嬉しくなってしまうのですが、それで乗り遅れまいと焦ってエントリーしたことが過去に何度もありました。
その場合、結果としてよかったことも悪かったこともあるのですが、ほぼ間違いなく手法としてスマートではないし、本当にこれは止めたい。。。
「このタイミングでエントリー」という基準をもっと明確に持てるように勉強しようと思いました。
あと、エントリー直後で予測と逆に動き始めたときに「あ、そっち??よし、今ならまだ間に合う!!」といって急いで今のポジションを解消して売り買い逆で再エントリーしたこともあります。
そういう時ってほぼ間違いなく往復ビンタを喰らうんですよね。。。
「損失を取り返そう」と思ってエントリーしない
ロット数が上がってしまう
「今日すでにマイナス2万円、次のエントリーで取り返したる!」
このような考えを持ってエントリーするのは本当に良くないなと思いました。
結果どうなるかというと、ロット数が増えてしまう。
勝てばいいかもしれませんが、負けると余計にダメージが増えてしまう。
今まさにその状態です。。。
これも何度か思い直しているのですが、本当に今度こそ。
基準をシンプルに、失っていい額に基づいてロットを決めるだけ。
これでまた次から頑張ります。
気持ちが落ち着かない時にエントリーしない
「仕事が上手くいかない」
「妻とケンカした」
理由はともあれ、落ち着いてチャートに向かえないようではエントリーすべきでないと思いました。
多くの場合勢いに頼ったやけくそトレードになってしまい、ロット数も根拠なく増やしがちになってしまいます(私の場合はそもそも根拠なかったのですが)。
それでも勝てる理論があれば問題ないのかも知れませんが、その時の値動きを冷静に分析できていない可能性が高いので、やはりトレードすべきではないと思います。
あとで値動きが大きかった時に「機会損失」だと感じるかもしれませんが、機会損失は実際に何も失っていないので問題ないです。
それよりも実際の損失を避けるようにするべきです。
まとめ:どれも既視感のある内容だけど、敢えて書く
上記の内容は私が実際に経験したこと、感じたことを書いています。
つまり私由来の「一次情報」となる訳ですが、いずれの内容もこれまでFXの勉強として読んできた書籍やブログなどに必ず書かれていた内容と類似します。
私ならではの「オリジナルな敗因」はないのではないでしょうか?
ですが、私は「自分で痛みを知らないと理解しないし気をつけない」タイプの人間なようです。書籍で学んでもそれらを他山の石とせず、自分の取引に生かしてきませんでした。
「どう勝つか」を学ぶチャート分析の手法などと比較して、資金管理などは言わば「受け身」であり、つまらないものです。
そして私は、そこを疎かにしていました。
実際にお金を失うことで、資金管理の重要性を感じました。
実際に負けを繰り返すことで、焦ってエントリーすることの危険性を認識しました。
この記事を読んでくれた方も「そんなこと当然だよ。わかってるよ。」と思うかもしれません。
ですがもし、私のように「当然理解してる。でも資金管理のルールそんなにちゃんと決めてないな。」という方がいれば、今一度自分のトレードルールを見直していただければと思います。
参考になれば幸いです。